中国は犯罪の監視のためにビットコイン(Bitcoin)のトレードを再開するのか?
2017/10/14
最近、ビットコインなどの仮想通貨関連の英語ニュースをよく読んでいます。このブログでも前に記事にしましたが、前から中国情勢に興味があって、その中国で仮想通貨の売買が許されていること自体が不思議だなと思っていました。
おそらく中国政権内部が絡んでいて、資産を海外に移転するためのスキームとして使われているのではないだろうかと推察していたのですが、その中国がビットコインの取扱を禁止したニュースを聞いてから「怪しい!なにかある!」と仮想通貨のニュースばかり読んでいます。
英語の勉強にもなりますしね!ちなみに私の予想は、将来的にブロックチェーンの技術だけが生き残り、仮想通貨とそれを利用した事業は世界的に禁止されるというものです。明るい未来を予想される方が多いですが、反対の予想がネットの片隅にひっそりとあってもいいんじゃないかと。
さて最近、気になったニュースが「China Will Likely Resume Cryptocurrency Trading by Licensing Bitcoin Exchanges」という2017年10月6日のcryptocoinsnewsさんの記事。中国がビットコイン取引をライセンス制にして再び始めそうだというニュース。
likely:~しそう、ありそうな、もっともらしい
to resume:再び始める
cryptocurrency:暗号通貨、仮想通貨
China Will Likely Resume Bitcoin Trading by Licensing Exchanges https://t.co/fl0hZDZeYJ via @CryptoCoinsNews
— いとでん (@iwllgiveitatry3) October 10, 2017
記事のポイントだけまとめると…
- 新華社通信(Xinhua)の記事によると、中国政府は仮想通貨を取り巻く犯罪行為に懸念を示している。
- 仮想通貨は地下経済が最も好むものになってきているので、政府はライセンス制の適用と厳格なマネーロンダリング対策(AML:anti-money laundering)を施すだろう。
- 仮想通貨の取引の禁止は、店頭取引市場(OTC:over-the-counter)や端末間同士の取引プラットフォーム(P2P:peer-to-peer trading platforms)の増加を招き、国の関与が及ばなくなってきている。
- 中国政府は仮想通貨市場を監視する必要があるので、仮想通貨の禁止は一時的なものになる可能性があり、その場合はより厳格な取引の記録、利用者の身元確認(KYC:Know Your Customer)、マネーロンダリング対策を例外を許さない厳格な適用方針(zero-tolerance policy)で実施するだろう。
参考記事:P2P(ピアツーピア)とは?|IoT時代で脚光をあびるスマホ同士の直接通信
さて、どうなるんでしょうか?個人的にはコメント欄で「この記事はすべて推測なの?それとも中国政府がなにか言ったの?レポートと推測の境界は慎重にお願いしますよ!」という注文が入っていたのが面白かったですね。私もまったく同じ印象を持っていて、こんな記事が出て来るようじゃ再開はないな!とか思ってしまいました。推測の多い藁にもすがりたい系の記事のように見えますが、それでも中国政府が取引に犯罪組織が絡むのを懸念していることや、現在は政府の手の届かないところでの取引が増えていることなどが分かりました。
(コメントより)Is this all speculation or, has the Chinese Government actually made a statement saying they would allow trading to continue? Be careful, there is fine line between reporting and speculating.
speculation: (確実な根拠なしの)思索; 推測,憶測
ロシア中央銀行が仮想通貨を厳格に取り締まるというニュースが、今日流れています。それによると仮想通貨取引所のウェブサイトへのアクセスをブロックすることになるとのことです。自国民からの自国通貨への信任が低い国ほど、禁止する割合が高くなるような気がします。
ではまた!
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