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【ESL Podcast】English Café 570-2:軍隊で消灯を知らせる音楽"Taps"

「English Café 570」の2番目の話題の軍隊で使用される曲"Taps"についての要約です。同じ回の他の話題については以下のリンクからどうぞ。

English Café 570-1:金髪のくるくるヘアーの愛くるしい子役からアメリカ大使に!シャーリー・テンプル・ブラックShirley Temple Black

これまでのESLPodcastのレッスンは以下のリンクからどうぞ。

ESL記事一覧

 

Taps

Memorial Ceremony, Oct. 13Photo:Taps

次は有名な軍隊の曲"Taps"についてです。

bugle:ラッパ、ビューグル

"Taps"は通常は"bugle"と呼ばれる、小さな真ちゅう(brass)の楽器(instrument)で演奏されます。トランペットに似た見た目で、普通は軍隊に関係しています(associate)。画像検索結果

call:(名)信号、合図;電話をかけること;叫び声

"Taps"は、軍隊の合図(military call)として知られています。この場合の"call"は、なにかが起こっていることを知らせること(an announcement)という意味で使われています。

turn out:ガスや火などを消す、ひっくり返す、結果として~になる

"Taps"は、軍事基地において、一日が終わったので照明を消して(turn out)寝ましょうという合図なのです。

to extinguish:(火や光などを)消す、(情熱や希望などを)失わせる

一日の終わりを告げる"Taps"は、最初は消灯(Extinguish Lights)と呼ばれていました。動詞の"to extinguish"は、なにかが燃えているのを止める、火(a fire)を消すという意味です。

昔は電気がなかったので、ランプやろうそくしかありませんでした。ですので光を消す(to extinguish lights)というのは、火を消すということだったのです。

1874年、少なくともアメリカの軍隊では、一日の終わりを告げ消灯を促す合図の役割をもつ曲の名前は、消灯(Extinguish Lights)から"Taps"に変わりました。

theory:説、論、学説、理論、仮説

なぜ"Taps"という名前になったんでしょうか? 2、3の説があります。ひとつの説はオランダ(Dutch)の言葉"tap toe"に関係があるとしています。"tap toe"は、バーでビールを出すのを止めて欲しいという注文のことです。

ビールを入れてある大きな容器のことを、英語では、たる(a barrel)、小たる(a keg)、たるの栓(a tap)と呼んでいます。ですので"tap toe"は、樽の栓を締める(close the taps)ということなのです。

つまり、兵士たちが家に帰って寝られるように、ビールを出すのをやめるという意味なのです。

tattoo:帰営ラッパ、(警戒のための)太鼓の音;刺青

一部では、兵士たちが寝泊まりをする宿舎への帰還を促す帰営ラッパ(tattoo)も、同じオランダの言葉"tap toe"から来ていると言われています。

to tap:軽くたたく、トントン・コツコツとたたく

"Taps"という言葉の由来のもうひとつの説は、南北戦争、つまり1861年以前にまでさかのぼり、当時はらっぱ(bugle)に加えて小さい太鼓(a drum)も、消灯の知らせに使われていたからだというものです。

太鼓のばち(a drumstick)で太鼓を叩いて(to tap)いたのです。なので"Taps"という名前に変えたのではないかというのがこの説です。

"Taps"がなぜ"Taps"と呼ばれるようになったのかが、どういう理由であれ、兵士たちに酒場を離れて、照明を消して寝るように告げる合図として慣習的に(traditionally)使われてきました。

現在の"Taps"は、南北戦争当時の1862年に、バターフィールド将軍(General Daniel Adams Butterfield)と、らっぱ奏者のオリバー・ノートン(Oliver Norton)によって作曲されました。

to adapt:適合する、改変する、脚色する

1862年以前は、アメリカ陸軍ではフランス軍が使っていた曲を使っていました。バターフィールド将軍は、もう少しカジュアルな曲にしたいと思い、使用していた曲を改変(to adapt)しました。

make up:作成する、起草する、調剤する、化粧する

それをらっぱ奏者のノートンが助けて曲を作り上げ(made up)、現在の"Taps"になったというわけです。

陸軍の他の部隊も、このバターフィールド将軍とノートンがつくった曲を使うようになり、南北戦争の終わりには、陸軍の正式ならっぱによる消灯の合図"extinguish lights"となったのです。

funeral:葬式、葬儀、告別式

興味深いことに、この曲は軍隊の葬儀(funeral)の最後に奏でられる曲にもなりました。実際、"Taps"は、南北戦争において敗者側になったアメリカ連合国(the Confederacy)の最も力のあったストーンウォール将軍(General Stonewall Jackson)の葬儀でも演奏されました。

南北戦争では南部地域で構成される南軍・アメリカ連合国(the Confederacy)と北軍・アメリカ合衆国(United States of America)が戦い、北軍が勝利した。

to honor:尊敬する、名誉を与える

"Taps"には伝統的に歌詞はなく、音楽だけの曲で、兵士に家に帰って寝るようにと告げるものです。そしてまた軍隊にいた人物が亡くなった時に、その人物の名誉を称えるものでもあります。

installation:軍事施設、設備;就任

"Taps"は、軍事施設(military installation)において、現在でも一日の終わりに演奏されており、一日が終わったことを人々に告げています。そしてまた、軍隊の葬儀において、その最後に演奏もされています。

さらに、軍隊とは関係のない一般市民(non-military, civilian)の行事において、アメリカ国旗を降納する(掲揚していた国旗を下ろす)際にも"Taps"がアメリカ陸軍の奏者によって演奏されます。

First Sergeant:曹長、下士官の最上級の職

それでは、実際に"Taps"を聞いてみましょう。陸軍の第101空挺師団(Airborne Division)のダニエル・シャノン曹長(First Sergeant Daniel Shannon)による演奏です。

※演奏は22:58あたりからです。音声はこちらからどうぞ。以下のYOU TUBE動画とは異なる演奏です。

Taps

 

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