ESL Podcast English Café 571-2:まるでアトラクション!?フーバーダム:The Hoover Dam
2016/09/10
Photo:Panoramic view of Hoover Dam
「ESL Podcast English Café 571」の2つ目の話題の「フーバーダム:The Hoover Dam」の要約です。同じ回の他の話題については以下のリンクからどうぞ。
English Café 571-1:奇妙でおかしな家族のお話「アダムスファミリー:The Addams Family」
目次
- The Hoover Dam
- achievement:偉業、業績、達成、成果
- dam:ダム、せき
- originally:もとは、元来は、初めは
- engineering:工学、工学技術、技術
- approximately:おおよそ、ほぼ
- primarily:主として、主に、第一に
- agriculture:農業、農学
- Great Depression:大恐慌、1929年にアメリカで起こった世界的な大不況
- make sure:確認する、確かめる、必ず~する
- eventually:結局は、ついには、やがては
- attraction:呼び物、アトラクション、人を引きつけるもの
- terrorist attack:テロ攻撃
- among the most~:最も~なひとつ
The Hoover Dam
次はフーバーダムについてです。
achievement:偉業、業績、達成、成果
フーバーダムは、20世紀初頭のアメリカにおける、最も優れた工学分野(engineering)の偉業(achievements)のひとつです。そして今だに、見る人に感銘(impressive)を与えるものでもあります。
dam:ダム、せき
ダム(dam)は、基本的に壁(a wall)のようなもので、河川の水を止めたり、管理したりするものです。
originally:もとは、元来は、初めは
フーバーダムは、初めは(originally)ボールダーダム(Boulder Dam)と呼ばれていました。アメリカ西部の最も重要で、最も大きな河川のひとつであるコロラド川(Colorado River)に建設されています。
boulder:風雨・河水・氷河などの作用で丸くなった大きな石
そしてこのダムの位置は、ネバダ州(Nevada)とアリゾナ州(Arizona)の境界(the border)にもなっています。

The Hoover Dam
フーバーダムからネバダ州側に約30マイル(約48km)南にはラスベガス(Las Vegas)があります。ダムの見学もできますので、もしラスベガスに行くのであれば、見学を強くお勧めします。半日かけてドライブするだけの価値がありますよ。
engineering:工学、工学技術、技術
フーバーダムは素晴らしい工学技術(engineering)の成果(accomplishment)、偉業(achievement)です。
工学技術(engineering)とは、この場合は、科学や科学技術(technology)を使用してなにかを建設する、特に巨大な建造物(structure)を建設するという意味です。
approximately:おおよそ、ほぼ
フーバーダムは建設当時、世界で最も高いダムでした。もう最も高いビルではありませんが、それでも今だに高いビルのひとつです。高さ726フィート、おおよそ(approximately)221メートルもあり、幅は1224フィート(約379m)あります。
ダムの片側はミード湖(Lake Mead)です。これはダムの壁からさかのぼって100マイル(約160km)を超えたところまで、ダムの貯水域(ミード湖)となっているからです。
primarily:主として、主に、第一に
ダムは主に(primarily)電力(power)を作るために使われています。私が今、このポッドキャストを録音しているのに使っている電力も、部分的にはフーバーダムで作られた電力です。
私の住む南カルフォルニアは、フーバーダムから電力を得ているラスベガスのように、ダムに距離的に近くはありませんが、それでもフーバーダムから何割かの(gets a percentage of its power)電力を得ています。
agriculture:農業、農学
またフーバーダムは水の管理にも使われていて、ダムの水は飲料水だけではなく、農業(agriculture)にも使われています。
Great Depression:大恐慌、1929年にアメリカで起こった世界的な大不況
ダムの建設(Work on the dam)は1930年に始まり、建設に6年かかりました(took)。2万1千人を超える男性がダムで働きました。
これは当時、大恐慌(Great Depression)に陥っていたアメリカにとって、たいへん重要なことでした。フーバーダム建設は、厳しい時期に多くの人に仕事を与えたのです。
ダムがフーバーダムと呼ばれる理由は、ダム建設のプロジェクトを始めた当時の大統領がハーバート・フーバー(Herbert Hoover)だったからです。
make sure:確認する、確かめる、必ず~する
フーバーは大統領になる前の1920年代から、政府の中で働いており、このダムプロジェクトを計画する(organize)ことに関わっており、ダム建設の準備ができているかどうかの確認(make sure)をしていました。
eventually:結局は、ついには、やがては
またフーバーは自身がエンジニアでもあったので、このダム計画の重要性と共に困難さも分かっていました。このような背景が、ダムがフーバーダムと結局は(eventually)呼ばれるようになった大きな理由でしょう。
attraction:呼び物、アトラクション、人を引きつけるもの
1936年にダムが完成するとすぐに、旅行者向けの呼び物(a tourist attraction)として、みんながダムを訪れ始めました。ダム見学がとても印象的な(impressive)、面白いものだったからです。
今でも年間100万人を超える人々が、ダムを毎年訪れています。ダム見学だけでなく、ダムによって出来ているミード湖でもまた楽しめます。湖のほとり(along:沿って)の小屋を借りて、湖で泳いだり、ボート遊びをしたりもできます。
フーバーダムはアメリカ政府が所有し、管轄しています。ダムの上には道路があり、コロラド川を渡る橋としても使われています。その橋は皆さんも歩いて渡ることができますよ。
terrorist attack:テロ攻撃
このダムの上の道路は、最近まで車でも利用することができていました。ですが、2001年の9月(September)11日に事件(events)があり、政府はダムへのテロ攻撃(terrorist attack)を恐れ、道路を車では利用できないことにしたのです。
※事件とはアメリカ同時多発テロのことです。
この政府の決定により、コロラド川を渡る橋がなくなってしまったため、2005年に別の橋を建設し2010年に完成しました。この橋は1000フィート(約300m)を超える長さ(wide)で、このタイプの橋では北アメリカで一番長い橋となっています。
among the most~:最も~なひとつ
この橋を車で渡ると、フーバーダムを横目に見ることが出来ます。実際、一部ではコロラド川にかかったこの橋自体が、一種のアトラクションだと言われています。(some people now say that that bridge that goes across the river is now itself sort of an attraction.)
それでも私にとっては、フーバーダムを目にすることほど、深い感銘を与えられるものはありません。(Although for me, nothing is as impressive as seeing the Hoover Dam itself.)
アメリカの西側の地域で私が見た物の中で、フーバーダムは最も印象的なもののひとつ(among the most)でした。
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