ESL Podcast English Café 574-1:このメッセージは5秒後に自動的に消滅する!テレビドラマ「ミッション・インポッシブル/Mission: Impossible」
2016/10/02
「ESL Podcast English Café 574」の1つ目の話題のテレビドラマ「ミッション・インポッシブル / Mission: Impossible」の要約です。。同じ回の他の話題については以下のリンクからどうぞ。
English Café 574-2:あの女性画家を口説き落とした近代写真の父!写真家アルフレッド・スティーグリッツ, Alfred Stieglitz
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このテーマソングは今聞いてもかっこいい!だから映画でもつかってるんでしょうね。今後もリメイクされるたびに使われるんじゃないでしょうか。
目次
- Mission: Impossible
- mission ①:任務、仕事
- mission ②:軍の任務・特命
- mission ③:宗教の伝導・布教
- mission ④:仕事上の使命・役目
- trained:訓練された、養成された
- agent:エージェント、捜査官、代理人
- instruction:指令、指示;説明書
- accept:受け入れる、引き受ける
- a force:軍事目的の組織、警察の一部機関
- high-tech:ハイテク、高度先端技術
- Cinnamon:シナモン、香辛料の一種
- disguise:(名)変装、偽装
- individual:個々の、個人的な
- hostage:人質、抵当、宿泊所
- to disavow:(責任や知識を)否定する
- to self-destruct ①:(動)自己破壊する、自爆する
- to self-destruct ②:(動)自分自身を傷つける、自滅する
- self-destructive:(形)自己破壊的な、自滅的な、自殺的な
- rerun:再上映、再放送
- special effects:特殊効果、特殊撮影
- plot:小説などの構成、筋;たくらみ
Mission: Impossible
1966年のテレビ番組「ミッション・インポッシブル / Mission: Impossible」は、政府のために働き、不可能に思えることを行う訓練された捜査官を、視聴者に紹介しました。
内密にされた組織で働く捜査官たち(agents)で、誰もその組織のことを知りません。
※音声では「ミッション コロン インポッシブル」と言っており、コロンは記号の「:」で"colon"と書きます。
Mission Impossible Season 1 Episode 1 Part 1 Full Episodes
mission ①:任務、仕事
"mission"という言葉には、2,3の異なる使い方があります。
番組の名称"Mission: Impossible"の中の"mission"の意味は、遂行しなくてはならない重要な任務(an important assignment)、重要な仕事(an important job)という意味です。
mission ②:軍の任務・特命
軍隊において"mission"は、兵士たちが実行する(carry out, execute, do)一連の行動のことを表すのに使われ、この行動は通常限られた時間内で行われます。
mission ③:宗教の伝導・布教
宗教(religious)において"mission"は、宗教関係者たちが人々を改宗(convert)させようとしたり、宗教の教え(instruction)を伝えようとしたりすることを意味します。
mission ④:仕事上の使命・役目
ビジネスの上ので"mission"は、仕事の大きな目的(larger purposes)、仕事上で成し遂げようとしていること(accomplish)を意味します。
trained:訓練された、養成された
"Mission: Impossible"に出てくるのは、訓練された捜査官たち(trained agents)です。
"trained" とは任務を遂行するために、一連の技能(skills)や知識(knowledge)を授けられている、教育されているという意味です。
agent:エージェント、捜査官、代理人
"agent"は、このテレビ番組の場合は政府のために働く人のことで、法の執行(law enforcement)や軍事に関連する立場として(in the capacity of)活動することがよくあります。
in the capacity of~:~の(資格や立場)として
アメリカにも捜査官がいて、中央情報局(CIA:Central Intelligence Agency)や連邦捜査局(FBI:federal bureau of investigation)にて活動しています。
アメリカ大統領を守るシークレットサービス(Secret Service agents)は、国土安全保障省(DHS:Department of Homeland Security)に所属しています。
こういった人達すべてを捜査官(agent)と呼びます。
※音声では国土安全保障省のことを"Homeland Security Department"と説明しています。
instruction:指令、指示;説明書
この番組は常に捜査官が指令(instructions)を受け取るところから始まります。"instructions"は、遂行しなくてはならない事柄のリストのことです。
指令は普通は録音されたもので示され、番組内ではテープに録音された指令でした。
accept:受け入れる、引き受ける
指示はいつも次のような文で始まります。
Your mission, should you choose to accept it.
君の任務、君が任務を受けることを選ぶならばだが。
※文頭のshould:ifが省略され主語と述語が倒置した仮定法。もし~なら
"to accept"は、なにかをすることに賛成する(agree)という意味です。
指令はもちろん内密のメッセージで、捜査官たちのリーダーである上官からのものです。この指令に「No」といった捜査官がいたとは私は思いませんね。捜査官はいつだって「Yes」というものです。
a force:軍事目的の組織、警察の一部機関
捜査官たちは秘密の組織「IMF:Impossible Missions Force」に所属(belong)しています。
"force"は、なんらかの(some sort of)軍事目的のための組織、あるいは警察機構に属する組織のことです。
警察(police)のことを"police force"と言うときもあります。ある地域の警察官たち(police officers)のことです。
国際通貨基金(International Monetary Fund)のことも、頭文字をとってIMFと呼びますが、この番組に出てくる秘密組織のIMFとは違いますので混同(confused)しないでくださいね。
秘密組織IMFのチームのリーダーはジム・フェルペス(Jim Phelps)で、アメリカの俳優ピーター・グレイブス(Peter Graves)が演じています。
high-tech:ハイテク、高度先端技術
チームの他のメンバーにはグレッグ・モリス(Greg Morris)が演じる黒人の捜査官バーニー・コリアー(Barney Collier)がいます。
コリアーはミッションを助けるハイテク機器(high-tech devices and machines)に強い捜査官です。
"high-tech"は、先端技術(advanced technology)を使った機器のことを指します。
新しい最先端技術を使った機器の使用は、この番組のテーマ(theme)でもありました。イギリスのジェームズ・ボンド(James Bond)シリーズと似ていますね。
Cinnamon:シナモン、香辛料の一種
秘密組織IMFには、美しい女性(a good-looking woman)もいて、シナモン・カーター(Cinnamon Carter)という名前です。
彼女は美しくて頭もよく、この2つの才能を任務成功のために利用します。
シナモンはスパイス(spice)の一種で、料理の風味付け(flavoring)に使われます。
この名前、私は大好きなんですけど、最初のスパイス・ガール(Spice Girls)じゃないですか?
Spice Girls:1996年にデビューしたイギリス出身の女性グループ。メンバーのひとりはサッカー選手のベッカムと結婚。
disguise:(名)変装、偽装
最後に紹介するメンバーは、ローラン・ハンド(Rollin Hand)で、マーティン・ランドー(Martin Landau)が演じています。彼は変装の達人(master of disguise)です。
"disguise"は、誰だか見て分からないような姿に変えるということです。
individual:個々の、個人的な
後にトム・クルーズ(Tom Cruise)を主役にして映画化されましたが、キャラクターのいくつかはひとつに統合されました(combined)。
元の番組では、個々のキャラクター(individual characters)が行っていたことを、トム・クルーズ演ずる役がすべて行うために統合されたのです。
hostage:人質、抵当、宿泊所
捜査官のチームは、各回の任務を遂行するため(carry out, execute)、世界中を駆け回ります(travel)。
時には、悪い奴らとも戦います。時には人質(hostage)となっていた人々を開放します(get release)。
to disavow:(責任や知識を)否定する
IMFは秘密組織のため、IMFによって遂行された任務が実際にあったとは、政府は決して言えないのです。
ですので番組の冒頭で聞く任務の指令は、毎回同じように締めくくられます。
As always, should you, or any of your IM Force be caught or killed, the secretary will disavow any knowledge of your actions. Good luck, Jim.
いつものように、君や君のチームが捕まったり殺されたりしても、長官は君たちの活動のどんな情報をも否定するだろう。ジム、幸運を祈る。
secretary:長官、大臣、組織のトップ
上記の文に出てくるJimは、もちろんチームのリーダーのジム・フェルペスのことです。
"to disavow"は、ある人物について知っているどんなことも否定する(deny)、ある人物を支援しないつもりだという意味です。
to self-destruct ①:(動)自己破壊する、自爆する
任務の指令は以下のような台詞で終わります。
This tape will self-destruct in five seconds.
このテープは5秒で自爆する。
指令のテープは聞き終わったあと、いつも自己破壊(to self-destruct)するのです。"to self-destruct"は、自分自身を破壊するという意味です。
to destruct:自爆させる、爆破させる
元の番組では、テープが燃え始めます。どうやってやっているのか分かりませんが、見ている方はハイテク技術が使われているんだなと思うのです。
to self-destruct ②:(動)自分自身を傷つける、自滅する
動詞の"to self-destruct"には、自分自身を傷つけるという意味もあります。
self-destructive:(形)自己破壊的な、自滅的な、自殺的な
以下のような言い方もできます。
He is self-destructive.
His behavior are self-destructive.
His actions are self-destructive.
彼(彼の態度・行動)は自己破壊的だ。
rerun:再上映、再放送
ミッション・インポッシブルは1966年から1973年にかけてテレビで放送されました。この番組はたいへん人気となり、私の兄や姉も楽しんで見ていました。
当時、私は理解するには幼すぎましたが、この番組は1973年以後も再放送(rerun)されました。
special effects:特殊効果、特殊撮影
みんながこの番組を見たくなった理由のひとつは、特殊効果(special effects)が使われていたからでした。
この番組が既に成功を収めていたことと、人々が番組のことをずっと好きでいたことから、ハリウッドが興味を持ち、数年後にトム・クルーズを主役にすえて映画化しました。
plot:小説などの構成、筋;たくらみ
おそらく皆さんは映画版はご覧になったことがあるでしょうが、テレビ番組も存在することはご存じなかったと思います(not aware)。
テレビ版を現在ネット上で視聴できるかどうか分かりませんが、もしご覧になれたら楽しめると思いますよ。
もちろん、技術的な演出は今では洗練されても先進的でもありませんが、お話の構成(plots)がとてもよく、面白いのです(entertaining)。
関連サイト:
Mission: Impossible Wikipedia(日本語)
Mission: Impossible Wikipedia(英語)
English Café 574-2:あの女性画家を口説き落とした近代写真の父!写真家アルフレッド・スティーグリッツ, Alfred Stieglitz
いとでんお勧め!:ESL Podcastを1年続けて私の英語に起こった変化
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