ESL Podcast

ESL Podcast English Café 579-1:マイノリティ・リポートもブレードランナーもトータル・リコールも創り出したのは彼, フィリップ・K・ディック, Philip K. Dick

2016/12/10

doors-1767563_640

ESL Podcast English Café 579」の1つ目の話題のSF作家「フィリップ・K・ディック:Philip K. Dick」の要約です。

ESL Podcast English Café 579-2:質問コーナー, on purpose, deliberately, intentionally; moderately, sparingly; understatement of the century

ESL Podcast 1256:DVDなら音量も速さも変えられるのにね!Describing Fast and Slow Speech

ESL Podcast English Café 578-1:Shall we ダンス?シャムの王様とイギリス人家庭教師のミュージカル, 王様と私 The King and I

English Café 記事一覧

ESL記事一覧

 

Dr. McQuillanは、たぶんSF好きなんでしょうね。私も好きなので今回のような話題は読んでて楽しいです。「マイノリティ・リポート」も「ブレードランナー」も「トータル・リコール」も「高い城の男」も同じ作家の作品なのは驚きです。

ESL Podcastでは、よくスタートレックの話がでてくるのですが、実は見たことありません。ドラマ「ビックバンセオリー」でクリンゴン語で話してるのを見てたぐらいです。あまり宇宙物に興味を引かれないんですよねー。異世界好きです。

 

Philip K. Dick

最初のお話は、20世紀で最も興味深いサイエンス・フィクション作家のフィリップ・K・ディック(Philip K. Dick)についてです。

 

twin sister:双子の妹(or姉)

フィリップ・キンドレド・ディック(Philip Kindred Dick)と彼の双子の妹(twin sister)は、1928年12月(December)にイリノイ州シカゴ(Chicago, Illinois)で生まれました。

 

but then again:とはいうものの、しかしまた一方では

ディックのミドルネームの"Kindred"は珍しい名前ですが、とはいえ(but then again)彼は執筆には"Philip K. Dick"のほうを使っていました。

 

kindred:(形)同種の、同類の;(名)血縁、親類

形容詞(an adjective)としての"kindred"の意味は、同様の(similar to)というもので、名詞(a noun)としての意味は家族(family)ですが、もうこういった意味ではあまり使われていません。

 

almost certainly:ほぼ確実に、かなりの確率で、ほとんど間違いなく

もし彼の名前を聞いたことがなくても、かなりの確率で(almost certainly)彼の著作を基にした映画については耳にしているでしょう。

 

to affect:影響を及ぼす、感動させる、~のふりをする

ですが、双子の妹は生まれて数週間ほどで亡くなりました。

妹を失くしたことは、ディックの後の人生に影響を及ぼしました(to affect)。

 

to divorce:離婚する

彼が幼いころに両親は離婚し(divorce)、10歳のときにカルフォルニアのバークレー(Berkeley, California)に母親と共に移りました。

 

alternative:慣習にとらわれない、代わりの、二者択一の

バークレーには、カルフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)があります。

またバークレーは当時も今も、慣習にとらわれないライフスタイル(alternative lifestyles)で知られる(known for)地域です。

 

intellectual:知性の、知性的な;知識人

バークレーは、常に知的な(intellectual)場所であり続け、ある点では芸術的(artistic)であり創造的で(creativity)もありました。

特に、この地域の人達は文学(literature)や執筆(writing)に興味を持っています。

 

science fiction:サイエンス・フィクション、SF

ディックも若い頃に、サイエンス・フィクション(science fiction)の執筆に興味を持ちました。

"science fiction"とは、科学技術や化学の進歩(development)が未来において、人々や社会にどのように影響を与えるのかについて書かれた小説のことです。

 

full-time:フルタイムの、常勤の、専任の

ディックはカルフォルニア大学バークレー校に進学しましたが、長くは続かず、専業の(full-time)作家になることにしました。

 

made-up:作り上げた、でっちあげた、化粧した

ディックは1952年に、初めてとなるSF短編小説(story) "ウーブ身重く横たわる:Beyond Lies the Wub" を出版しました。

小説のタイトルの中の"Wub"は、造語(a made-up word)です。

 

alien:宇宙人、異星人、外国人

このお話は、Wub"と呼ばれる大きな豚のように見える宇宙人(alien)、 他の惑星から来た生物(a creature, a living being)のお話です。

Beyond Lies the Wub(Project Gutenberg)

 

a positions of power:権威ある地位

1955年には初の長編小説(novel) "偶然世界:Solar Lottery" を発表しました。

この小説は、大統領や首相といった権威ある地位(a positions of power)を、くじ(lottery)によって決めるという内容です。

 

lottery:宝くじ、くじびき、抽選;運、めぐり合わせ

"lottery"とは、無作為(random)に選ぶ方法のことです。

大抵は、番号をふられた小さなボールを容器に入れて、その中のひとつを取り出すという形になります。

 

to give away:与える、贈る、寄付する

くじ(lottery)は多くの国で、お金を与える(give away)という形で行われています。

番号の書かれたチケットを買い、もしその番号が選ばれたなら大金がもらえます。

 

run out:尽きる、終る、流れ出る、追い出す

私の家族の話をすれば、私の名前は、名前の書かれた紙からランダムに選んだものなんです。

私は11番目の子供(11th child)だったので、両親の子供につける名前が尽きてしまった(run out)のです。

 

sibling:兄弟姉妹

既に10人の年上の兄弟姉妹(siblings)がいましたから、私の両親は子供につけたい名前がもうなかったんです。

 

accurate:正確な、的確な、精密な

ですので、私の名前ジェフリー(Jeffrey)は、一種のくじ(lottery)で決まったわけです。

でも本当かどうか分かりません。

皆さんもご存知のとおり、親は子供にいつも100%正確な(100 percent accurate)話をするわけじゃないですからね。

 

solar:太陽の、太陽光を利用した

ディックのこの小説タイトル "偶然世界:Solar Lottery" の中にある"solar"は、太陽に関するものという意味です。

 

prolific:多産の、多作の、実り豊かな

ディックは多作な作家(prolific writer)でした。

"prolific"とは、作家やアーティストなどが、芸術的な作品をたくさん生み出すという意味です。

彼はだいたい2週間で本を1冊書き上げたという人もいます。

ちょっと想像してみてください、すごいですよね(imagine)

 imagine:(Just) imagine (it)

 

turn into~:~に変わる

彼の有名な小説の数々は1960年代中頃に書かれたもので、それら多くの小説は、おそらく皆さんもご存知の映画やドラマ(television shows)になりました(turn into)。

 

alternate universe:パラレルワールド、異世界

1962年の "高い城の男:The Man in the High Castle" は、ごく最近の2015年にドラマになりました。

これはパラレルワールド(alternate universe)のお話です。

"alternate universe"とは、架空の世界のことで、そこでは歴史の中でなにかが変わり、実際の世界とは違った形で発展しています。

この小説の中の世界では、ヒットラー(Adolf Hitler)率いるナチの治めるドイツ(Nazi Germany)と日本が第二次世界大戦で勝った世界が描かれています。

この作品は1963年にヒューゴ賞(Hugo Award)を受賞しました。

The Man in the High Castle(lesebook)

ヒューゴー賞(The Hugo Awards):前年に発表されたSFやファンタジーの作品および関連人物に贈られる賞である

 

The Man in the High Castle - Official Trailer: What If? | Amazon Video

 

be made into a movie:映画化される

しかし、彼の最も有名な作品は、"アンドロイドは電気羊の夢を見るか?:Do Androids Dream of Electric Sheep?" でしょう。

この作品は、1982年にハリソン・フォード(Harrison Ford)主演で "ブレードランナー:Blade Runner" という有名な映画になりました。

この作品名にある羊とは、眠れない夜に数える羊のことです。

Do Androids Dream of Electric Sheep?(PDF, la revue des ressources)

 

android:アンドロイド、人造人間

"android"は最近では、携帯電話や、携帯電話上で動くオペレーティング・システム(OS)のことを指しますが、元々の意味は人間のように動くロボットや機械のことを指していました。

私の大好きなSFのテレビドラマ "新スタートレック:Star Trek: The Next Generation" にも、データ(Data)という名前のアンドロイドが出てきます。

 

Blade Runner 30th Anniversary Trailer

 

former:前の、以前の、先の

他の作品 "追憶売ります:We Can Remember It for You Wholesale" も映画化されました。

世界中で大ヒットした1990年の "トータル・リコール:Total Recall" のことです。

カルフォルニア州の元知事(former governor)のアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)が主役を務めました。

他にも、2002年にトム・クルーズ(Tom Cruise)主演で制作された "マイノリティ・リポート:The Minority Report" もあります。

 

TOTAL RECALL TRAILER 1990

 

Minority Report (2002) Official Trailer #1

 

wholesale:卸(おろし)、卸売(おろしうり)

"追憶売ります:We Can Remember It for You Wholesale"の中の "wholesale" は、珍しい(unusual)言葉です。

"wholesale"は、ある物を販売しようと考えている人に、その売ろうとしている物を大量に売ることを意味します。

 

retail:小売り(こうり)

もし衣類を売ろうと思ったら、まず衣類の卸売(wholesale)をしている店に行き、商品にする衣類を買い、それを自分の店に持ち帰って一般客に個別に(individually)販売します。

これを小売り(retail)といいます。

 

prominent:卓越した、傑出した;目立つ、顕著な

ディックはそのキャリアの初期から、哲学的な面(aspects of philosophy)に興味を抱いていました。

特に以下の疑問に彼は興味を引かれていました。

この世界は本当に存在(exist)するのか?

どうやって本当に存在することを確かめればいいのか?

このテーマは1974年以降の彼の著作の中で、より顕著に(prominent)、より目立つ(noticeable)ようになりました。

 

mental illness:精神病、精神疾患、心の病

その1974年に、彼は超自然的な存在(supernatural being)が、一種の神のような存在が、彼の元を訪れたと発言しました。

彼には、その体験が本当のものなのか、それとも精神疾患(mental illness)からくる苦しみ(suffering)からくるものなのかが、はっきりしなかったようです。

多くの人が、彼は人生のほとんどの時期で精神疾患(mental illness)に苦しんでおり、そのことが「なにが本当で、なにが本当ではないのか」という疑問を生み出したのだと考えています。

 

to be addicted:中毒になっている、夢中になっている

彼はまた、麻薬の中毒(addicted to drugs)になるという問題も抱えていました。

"to be addicted"とは、自分を維持するためには、ある種の刺激(stimulus)に依らなければならない(dependent on, to require)状態という意味です。

彼の場合はそれ刺激となるものがドラッグで、それに多額のお金をつぎ込みました。

 

rights:権利

ディックはたった53歳でこの世を去りました。死因は脳卒中(stroke)のようでした。

彼は、どちらかと言えば(relatively)貧しい状況で亡くなりました。

映画ブレードランナーになった本の権利(rights)を売ることで、生活は十分にしていけていました。

権利(rights)とは、ある物を使用してよいという許可(permissions)のことです。

 

donate:贈与する、寄贈する

彼の原稿は、カルフォルニア大学フラントン校(California State University, Fullerton)に寄贈(donate)されました。

実は、私もかつてフラントン校で働いていたのですが、彼の原稿を見たことはありません。

たぶん見ておくべきでしたね。いいアイデアがそこから浮かんだかもしれませんよ。

 

ESL Podcast English Café 579-2:質問コーナー, on purpose, deliberately, intentionally; moderately, sparingly; understatement of the century

ESL Podcast 1256:DVDなら音量も速さも変えられるのにね!Describing Fast and Slow Speech

ESL Podcast English Café 578-1:Shall we ダンス?シャムの王様とイギリス人家庭教師のミュージカル, 王様と私 The King and I

English Café 記事一覧

ESL記事一覧

前のブログのESL記事一覧 

-ESL Podcast
-, ,

おすすめ記事

1
2016年の私の英語っぷり!第二言語を学ぶのがどういうことなのか分かってきた気がする

さて、もう2016年の最後の日となってしまいました。 2016年の間に、3年目に ...

dog 2
勉強嫌いが英語を続ける方法①:たくさんのつながりを持つ!飽きっぽい私が英語学習を続けられている理由はたぶんコレ

ひょんなことから英語を勉強しはじめて、この秋で3年目突入。 世の中が、TOEIC ...

dog 3
勉強嫌いが英語を続ける方法 ②:英語と関係のない、より個人的な、幅広い「つながり」を持つ

  前回は、私がひょんなことから英語の勉強を始め、「なぜ自分は英語学習 ...