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ESL Podcast English Café 585-1:ティファニーで朝食を!トルーマン・カポーティ, Truman Capote

2016/12/17

ESL Podcast English Café 585」の1つ目の話題の作家の「トルーマン・カポーティ:Truman Capote」の要約です。同じ回の他の話題については以下のリンクからどうぞ。

ESL Podcast English Café 585-2:質問コーナー to be understaffed, to be stretched thin, to be on the brink of; Don’t mention it, You’re welcome, My pleasure; bee’s knees

前回のお話は以下のリンクからどうぞ。

ESL Podcast English Café 584-1:100歳まで生きて生前に2回も死亡記事を書かれたコメディアン、ボブ・ホープ(Bob Hope)

ESL Podcast English Café 584-2:質問コーナー severe, serious; bill, check; 発音しない “b”のある単語の発音

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幼いころ、テレビで「名探偵登場」という映画を見たことがあります。確か曇った日の午後、再放送でみました。ストーリーは理解できませんでしたが、そこにでてくる大富豪がとても薄気味悪く、怖かったのを覚えています。大人になって知ったのですが、それがトルーマン・カポーティでした…。メイド役のナンシー・ウォーカーさんも怖かった。ちなみに恐怖映画ではなく、Wikipediaによると「有名な架空の名探偵らをパロディ化したコメディタッチのミステリ」だそうです。

 

Truman Capote

今日はアメリカの作家トルーマン・カポーティについてお話しましょう。 カポーティは1924年9月(September)に、ルイジアナ州のニューオーリンズ(New Orleans, Louisiana)で生まれました。

New Orleans, Louisiana

New Orleans, Louisiana

 

to divorce:離婚する

カポーティが子供の頃、彼の両親は離婚し(divorce)、後に名前が継父(stepfather)の名前のカポーティに変わりました。

 

stepfather/stepmother:継父/継母

継父(まま父・stepfather)とは、血の繋がった父親(biological father)ではない父親のことです。 実の父親が離婚したあと、他の女性と結婚した場合は、その女性のことを継母(まま母・stepmother)と呼びます。

 

stepchildren:継父や継母の子供、、継子

継父や継母の子供のことを、継子(stepchildren)と言います。 "stepbrothers"や"stepsisters"とも呼びます。

 

to adopt:養子にする、採用する、(議案・報告などを)採択する

離婚して既に子供のいる人が再婚した場合、全てのひとが結婚相手の子供を法的に養子にして(adopt)、継子(stepchildren)にするわけではありませんが、子供が小さい場合はたいへん一般的に行われていることです。

いずれにせよ、カポーティは実父の名前のパーソンズ(Persons)から継父の名前のカポーティに変わりました。

 

relative:親類、親戚、相対的な、関連のある

両親が離婚した後、カポーティは叔父や叔母のいるアラバマ州(Alabama)に送られました。

アラバマ州はアメリカの南部にあり、南部中央にあるルイジアナ州の東側にあります。 ルイジアナ州から東に行くと、ミシシッピ州(Mississippi)、アラバマ州、ジョージア州(Georgia)があります。

カポーティは、親類(relative)と子供の頃に暮らしていましたが、幸せではありませんでした。

 

unloved:(形)愛されていない

両親が親類のところに彼を送ったため、両親から愛されていない(unloved)と感じていたのです。

 

to tease:いじめる、からかう

幼いカポーティは友達も少なく、彼が住んでいた街の子供たちは、彼のことをからかいました(tease)。

"to tease"とは、誰かを面白い方法で楽しませることを意味しますが、時には意地が悪い(mean)と思われることもあります。

 

To Kill a Mockingbird:小説「アラバマ物語」

彼には子供の頃、、ハーパー・リー(Harper Lee)という名前のいい友達がひとりいました。

彼女も大人になってから、カポーティのように作家になりました。

彼女の書いた小説「アラバマ物語:To Kill a Mockingbird」は、20世紀のアメリカで最も有名な小説のひとつとなりました。

Mockingbird:マネシツグミ

ネル・ハーパー・リー(Nelle Harper Lee, 1926年4月28日 - 2016年2月19日)は、アメリカの小説家。『アラバマ物語』(原題:To Kill a Mockingbird)で知られる。

旧ブログからの関連記事:ESL Podcast English Café 557:鬱と戦った詩人シルヴィア・プラス(Sylvia Plath) ; 子守唄Hush, Little Baby

 

to be base on:基づく、基いて

「アラバマ物語」の中でひとりのキャラクターは、カポーティが基になっています(based on)。

カポーティとハーパー・リーは、わずか5歳のときに出会いましたが、その後の人生を通して、2人はずっと友達であり続けました。

 

to adopt:養子にする

1932年、カポーティはニューヨーク市へと家族で移りました。

彼の母親は、カポーティに優しくなく、彼女もまた彼が恥ずかしがり屋で他の子供と違う振る舞いをすることをからかいました(tease)。

ですが、継父は彼に親切にしてくれ、1935年に正式に養子(adopt)として迎えてくれました。

カポーティは学校が好きではなく、上手くやっていけませんでした。

これは彼が知的ではなかったということではなく、事実、彼は読み書きを自分で覚えました。

ですが、高校を卒業後、大学に行くことに興味を抱けず、アメリカで最も有名な雑誌のひとつ「ニューヨーカー:The New Yorker」で働くことにしました。

 

O’Henry Award:オー・ヘンリー賞

彼はまた、自身の小説を発表(publish)しようとしたり、新聞や雑誌に自分の記事を掲載しようとしました。

彼の初期の小説は、彼の子供の頃の経験が基になっており、彼が感じていたような愛されていない、孤独な人々が出てきます。

1945年、ついに彼は短編「ミリアム:Miriam」を発表しました。

年老いた女性が、ある日、とても変わった若い女性に出会い、そしてその後人生が変わってしまうというお話です。

この短編小説は、1946年にオー・ヘンリー賞(O’Henry Award)という有名な賞を受賞しました。

1948年には、彼の初めての本となる「遠い声 遠い部屋:Other Voices, Other Rooms」を出版します。

1951年には2冊目となる「草の竪琴:The Grass Harp」を発表しますが、これは後に演劇になりました。

オー・ヘンリー(O. Henry、1862年9月11日 - 1910年6月5日)は、アメリカの小説家。代表作は「最後の一葉」「賢者の贈り物」など

 

Breakfast at Tiffany’s:ティファニーで朝食を

1958年、カポーティは彼の最も有名な2つの小説のうちのひとつを発表します。

そのひとつが「ティファニーで朝食を:Breakfast at Tiffany’s」です。

これは、ホーリー・ゴライトリー(Holly Golightly)という若い女性のお話です。

彼女は多くの様々な男性と関わり、特に楽天的(optimistic)である理由があるようには見えないのに楽天的なのです。

Breakfast at Tiffany's Opening Scene

 

by カエレバ

 

 

optimistic:楽天的な、楽天主義の

"optimistic"とは、将来が明るい、上手くいくと考えることです。

 

pessimistic:悲観的な、厭世的な

楽天的(optimistic)の反対の言葉は、悲観的(pessimistic)です。

将来は物事が悪くなっていくと考えることです。

 

whenever:…する時にはいつでも、 …するたびに

ホーリーはこういいます。「ティファニーの店では今まで起こったような悪いことは起こるはずがないわ」

なので、彼女は悲しい気持ちになったときはいつでも(whenever)、テイファニーを訪れるのです。

 

classic:一流の作品、古典

この小説は大変な成功を収めましたが、1961年にオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)を主役に映画化されると更なる成功を収めて、アメリカを代表する一流の作品(American classic)となりました。

"classic"とは、人々が最上級(highest quality)の物であると長年に渡り考えるような物のことを指します。

 

journalism:ジャーナリズム(新聞・雑誌・放送など報道関係の事業,またはその世界)

「ティファニーで朝食を」の後、カポーティは小説ではなく、ジャーナリズム(journalism)に興味をますます持つようになります。

ジャーナリズムの世界で働くひとのことを、ジャーナリスト(journalist)、記者(reporter)と呼びます。

 

nonfiction:ノンフィクション(事実に基づいて書かれた文学や伝記など)

カポーティはジャーナリズムに興味を持ち、創作(fictional, made-up)した話ではなく、ノンフィクション(nonfiction)を書くことにしました。

ノンフィクションとは、実際にあった出来事や実際に存在する人々について書いた物のことを指します。

彼の最初のノンフィクション作品は、「冷血:In Cold Blood」というタイトルです。

 

in cold blood:冷酷に、平気で

"in cold blood"とは、怒りの感情や、自分が傷つけられるのではないかとの恐れの感情から人を殺すのではなく、単にその人を殺したかったから殺したという意味です。

 

metaphorically:隠喩で、比喩的に

ですので、"to kill someone in cold blood"とは、血が怒りで熱くなっていない(これはもちろん比喩的(metaphorically)な表現です)、むしろ計画的に殺人を犯すことです。

 

rationally:論理的に、合理的に

"to kill someone in cold blood"とは、論理的に(rationally)殺人を犯すという意味なのです。

 

このノンフィクションは、カンザス州(Kansas)で実際に起こった2人の男性による、一家皆殺しの殺人事件について書かれたものです。

カンザス州はアメリカの中央にある州です。

Kansas

Kansas

 

このノンフィクションは、最初は雑誌ニューヨーカー(The New Yorker)に長編記事として掲載されました。

 

to be on trial:裁判中

カポーティは最後にはこのノンフィクションを本にしましたが、彼と幼い頃からの友人である作家のハーパー・リーは何度もカンザスを訪れ、殺人を犯した2人の男が裁判中や(to be on trial)、死刑執行(execute)を刑務所で待つ間に会いました。

"to be on trial"とは、逮捕され(be arrested)、告発され(be accused)、裁判の課程(the process of a court case)にあり、裁判官(judge)と陪審員団(jury)が有罪か無罪かを決めようとしている状態をいいます。

 

to sentence:宣告する、判決を下す

一家を皆殺しにした2人の男は、後に死刑を宣告されました(sentence)。

 

to execute ①:死刑を執行する

罪により政府から殺害されることを死刑に処される(execute)といいます。

 

to execute ②:(職務・命令などを)実行する;(法律・遺言などを)実施する

ですが "to execute"には、死に関係のない(non-lethal, non-deadly)意味もあります。

lethal:致死の、致命的な

"to execute a plan"は、単にその計画を実行する(carry out)という意味になります。

"to execute a person"とすると、罪を犯したので死刑に処されるという意味になります。

 

incredibly:信じられないほどに、非常に

カポーティと友人のハーパー・リーは、2人の殺人者が死刑になる前に何度も会い、カポーティはそのことを書き、リーはその編集を助けました。

このノンフェクション発表後、カポーティは信じられないくらいに(incredibly)有名になりました。

この作品は、多額のお金を稼ぎ出した最初のノンフェクション作品となり、犯罪について書かれたノンフェクションの中で最初のベストセラーともなりました。

他の作家たちも有名な犯罪について作品にし始めました。

本当にあった犯罪を小説のような語り口にすると、人々が購入してくれ人気になったからです。

 

socialite:社会的に著名な人、名士

カポーティは、非常に人気のある作家となっただけでなく、名士(socialite)ともなりました。

名士(socialite)とは、社会で非常によく知られた人物のことで、裕福で権力を持つ人々と共に過ごすような人物のことを指します。

雑誌やテレビでよく見かける有名人は、名士(socialite)と呼べるかもしれません。

 

to deny:否定する

ですが、後に多くの人が、「冷血」の中でカポーティは詳細を創作していると言いました。

カポーティはそれを否定し(deny)、全て事実だといいました。

 

to gossip:噂話をする、ゴシップを書く

いずれにせよ、カポーティは1960年代後期に人気のあった作家で、噂話する(gossip)ことが好きで、人々の個人的な生活についてのすべてを知ることが好きでした。

"to gossip"とは、本当ではないかもしれないのに、人々の個人的な情報を話すという意味です。

カポーティは後に、有名人たちから知った噂(gossip)を、1975年の小説「Answered Prayers」に使いました。

prayer:祈り、礼拝、祈る人

 

not surprisingly:当然のことながら

当然のことながら(not surprisingly)、多くのカポーティの友人たちは、自分たちの個人的な情報を本に使われたため、たいへん怒りました。

 

household name:馴染みの名前、良く知られている人物や物の名前

「冷血」の出版は、カポーティを馴染みの名前(household name)としましたが、このことは彼自身の人生に悪影響を及ぼしました。

 

addicted:中毒になって、病みつきになって

カポーティはあるドラッグの中毒(addicted)になってしまいました。

 

an alcoholic:アルコール中毒、アルコール中毒患者

カポーティはアルコール中毒(an alcoholic)にもなり、アルコールを飲み過ぎるようになっていきます。

薬物の使用をやめるように言われましたが、彼はやめることができず、人間関係もまた破綻しました。

カポーティは1984年8月(August)に亡くなりました。

 

overdose:(薬物の)過剰摂取・過剰投与

カポーティの人生を映画化した有名な映画があります。

2005年の「カポーティ:Capote」という映画で、素晴らしい俳優フィリップ・シーモア・ホフマン(Philip Seymour Hoffman)が主演しています。

残念なことに、ホフマンもまた薬物の過剰摂取(overdose)で、後に亡くなりました。

フィリップ・シーモア・ホフマン(Philip Seymour Hoffman, 1967年7月23日 - 2014年2月2日)は、アメリカ合衆国の俳優。

 

Capote - Trailer

 

by カエレバ

 

 

関連サイト:Wikipediaトルーマン・カポーティ

 

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