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ESL Podcast English Café(Cultural English)588-1:パイロットとして戦争でアメリカを支えた民間女性たち The Women Airforce Service Pilots

ESL Podcast English Café(Cultural English)588」の1つ目の話題の「The Women Airforce Service Pilots」の要約です。前回のお話は以下のリンクからどうぞ。

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The Women Airforce Service Pilots

今回は、第2次世界大戦での陸軍航空婦人操縦部隊(Women Airforce Service Pilots)についてお話しましょう。

 

air force:空軍、エアフォース

"air force"とは、空軍のことで軍隊の一部です。

空軍は、ほとんどの飛行機を担当(responsible for)しています。

もっとも他の部隊(military services, military branches)も飛行機は所持しています。

 

pilot:操縦士、パイロット

"pilot"は、飛行機を操縦する人のことです。

1942年より前には、女性のパイロットはアメリカ軍にはいませんでした。

これは、女性が軍のパイロットになりたがらなかったからではありません。

実際、2名の女性、ナンシー・ハークネス・ラブ氏(Nancy Harkness Love)とジャクリーン・コクラン氏(Jackie Cochran)は、第二次世界大戦において、女性が飛行機製造工場(factory)から空軍基地まで飛行機を飛ばすことをアメリカ軍に許可(allow)させようとしました。

 

airbase:空軍基地

"airbase"とは軍隊の施設(facility)、場所のことで、軍隊の飛行機が置いてある場所です。

 

war effort:戦争遂行への尽力

第二次世界大戦の開始後、少なくともアメリカが参戦した1941年が終る間際、アメリカはすべての人に、それぞれができる戦争遂行への尽力(war effort)を求めていました。

 

to draft:徴兵する;起草・立案する、下図を書く

ほとんどの男子は、志願するか(volunteer)徴兵されて(be drafted)軍隊に入りました。

 

to take over:引き継ぐ、引き取る

これは、男性が行っていた多くの仕事を、女性が引き継いだことを意味します。

 

in terms of:~の点に関して、~の見地から

1942年までに、軍でパイロットとして働かなくてはならなかった男性の数という点でみると(in terms of)、状況は大きく変わりました。

多くの男性パイロットが亡くなり、軍はもっと多くのパイロットを必要としていました。

 

a battle:戦闘、戦争の中の部分的な戦い

すべての男性パイロットは、様々な戦闘(battles)のため国外で戦っており、アメリカ国内で飛行機を飛ばすパイロットが十分におらず、特に飛行機製造工場から空軍基地まで飛行機を飛ばす人が足りませんでした。

1942年の中頃、アメリカ政府は戦争遂行(war effort)のために、女性パイロットを許可することにしました。

その年の9月、ナンシー・ラブ氏が女性補助輸送部隊(Women’s Auxiliary Ferrying Squadron)の創設を手助けしました。

アメリカの東海岸にあるデラウェア州(Delaware)の空軍基地で、この部隊は活動しました。

Delaware

Delaware

 

to ferry:人や荷物を短距離運ぶ

女性補助輸送部隊(Women’s Auxiliary Ferrying Squadron)の名称にある"ferrying"は、動詞の"to ferry"からきており、あまり耳にすることのない言葉です。

"to ferry"とは、人や物をある場所から他の場所へと移動させるという意味で、通常は短い距離を移動します。

 

ferry:(名)フェリー、短距離輸送の船

名詞の"ferry"は、川や湖を渡り、あまり長くない距離で人々を運ぶ船のことを指します。

 

Staten Island:スタテンアイランド、NY湾内の島

例えば、NY市に5つある行政区のうちのひとつスタテンアイランド(Staten Island)に行こうとすれば、おそらく南側のマンハッタン(Manhattan)からフェリー(ferry)に乗ることになるでしょう。

Staten Island

Staten Island

 

香港でも、九龍(Kowloon)から香港島までフェリー(ferry)に乗ることができます。

少なくとも私が20年前に行ったときには乗れましたよ。

ですので、女性補助輸送部隊(Women’s Auxiliary Ferrying Squadron)とは、短い距離の間で飛行機を移動させるという意味なのです。

 

auxiliary:補助の、予備の

この部隊の名称に入っている"auxiliary"とは、追加の援助と支援(additional help and support)という意味です。

 

squadron:団、隊、大隊

同じく部隊の名称に入っている"squadron"とは、軍隊の人々のグループのことです。

単に一緒に戦う人達のことを"squadron"ということもあります。

今回の場合は、女性パイロットのグループという意味です。

この新しい部隊には24名の女性パイロットが所属し、飛行訓練を受け始めました。

この第二次世界大戦の時期、陸軍や海軍と同等の空軍として、戦後の1947年までは分離(separate)していませんでした。

ですので、アメリカ陸軍空挺部隊(the U.S. Army Air Force)と呼ばれていました。

 

detachment:特派部隊、支隊;分離、孤立

さて、1942年には陸軍の将軍(generals)のひとりが、別の女性パイロット組織を始めました。

彼は婦人飛行訓練特派部隊(Women’s Flying Training Detachment)と名付けました。

"detachment"とは、兵士たちのグループのことで、特別な仕事、特別な使命を本体のグループから離れて遂行します。

 

to combine:合併する、結合する、兼ね合わせる

1943年8月、これらの2つのグループ、女性補助輸送部隊(Women’s Auxiliary Ferrying Squadron)と婦人飛行訓練特派部隊(Women’s Flying Training Detachment)は統合されました(be combined)。

そして陸軍航空婦人操縦部隊(WASP, Women Airforce Service Pilots)となりました。

 

commercial:商業用の、事業用の

すべてのパイロットは21才から35才で、商業用パイロット免許(commercial pilot license)を持っていなくてはいけませんでした。

"commercial pilot license"とは、軍隊と関係のない、事業のための飛行機向けの免許です。

軍は、知識がなく訓練を受けていない女性を採用して、訓練しようとはしませんでした。

基本的な飛行機の飛ばし方を既に知っている女性だけが、WASPの一員になれました。

 

to apply:志願する、申し込む、当てる、適用する、応用する

当時、商業用パイロット免許を持っている21歳から35歳の間の女性が、何人ぐらいいたんだろうと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

WASPに応募した(apply)女性は25,000人を超えるほどいて、250人が採用されました。

次の1年半、戦争の中半から終了するまで、WASPは6億マイル(60 million)を超える距離を任務で飛びました。

 

fighter jet:戦闘機、ジェット戦闘機

女性パイロットたちは、ほとんどの種類の飛行機を飛ばしましたが、その中には、ジェット戦闘機(fighter jets)も含まれます。

ジェット戦闘機は、戦闘のために設計された飛行機です。

 

transport plane:輸送機

ですが多くの飛行機は、輸送機(transport plane)でした。

輸送機は、他の飛行機を撃ち落とそうとする(shoot down)飛行機ではなく、人々と補給品(supplies)を輸送する飛行機です。

 

logistics:兵站学、兵站任務、物流管理システム

戦争の中の戦闘の多くは(a great deal)、兵站任務(logistics)に関するものなのです。

"logistics"とは、ある場所から他の場所へと必要なものを得る(get from)計画のことをです。

軍には食料が必要で、その食料はどこかから持って来なくてはいけません。

誰かが食料を作り、その食料を誰かが箱や缶に入れ、それを必要とされている場所へ輸送(transport)しなくてはいけません。

これらすべてが兵站(logistics)なのです。

WASPのパイロットは第二次世界大戦において、この重要な兵站(logistics)に尽力(effort)しました。

 

medieval:中世の、中世風の

私は一度、たいへん面白い授業を取りました。

中世(medieval)の軍隊の歴史の中で、スコットランドで起きたバノックバーンの戦い(Battle of Bannockburn)では何千人もの男性が戦いました。

その授業では、その戦いに必要な食料はいくらか、それを遂行する組織にはどのくらい人数が必要なのかを計算しました。

これが軍隊が戦うための兵站学(logistics)なのです。

 

civilian:一般人、文民、民間人

さて、この女性パイロットたちは軍の組織の一部だったにも関わらず、厳密に言えば軍の一部ではありませんでした。

彼女たちは民間人(civilian)でした。

"civilian"とは、軍人ではないということです。

 

eligible:適格で、適任で、資格がある

そして、これは彼女たちが、軍人が受け取っている援助を受け取らないということになります。

例えば、彼女たちのひとりが死亡した場合は、ご遺体をアメリカに運ぶのに、誰かが費用を払わなくてはなりませんでした。

また軍からの恩恵(military benefits)もなく、軍の告別式(funerals)も執り行われませんでした。

彼女たちには、資格がなかったのです(not eligible)。

 

honor:栄典、名誉

つまり、彼女たちは軍の名誉(honor)、公式の賞を受け取れなかったのです。

39名のWASPのパイロットが、第二次世界大戦中に亡くなりました。

ですが民間人であったため、政府よりどんな栄誉(honor)も与えられませんでした。

 

veteran:退役軍人、復員軍人、ベテラン

例えば、私の父は第二次世界大戦で戦いました。

最初にアメリカ軍の一員として北アフリカに赴いたのは父が19歳のときで、その後イタリア、フランス、ドイツへも行きました。

父が戻った時、彼は復員軍人(veteran)と呼ばれていました。

"veteran"とは、かつて軍隊に所属していた人物という意味です。

復員(ふくいん)とは、軍隊の体制を「戦時」から「平時」に戻し、兵を動員状態から服務待機に戻すことである。

アメリカでは復員軍人(veteran)に政府から援助が与えられます。

 

G.I. Bill:復員軍人擁護法

私の父の場合ですと、復員軍人擁護法(G.I. Bill)に基づき、大学へ行くための援助が与えられ、大学に通い学位を取るための資金を払ってくれました。

現在でも、軍隊を去った人達には同じような援助が与えられています。

ですがWASPのパイロットには、けっしてそのような復員軍人のための恩恵は与えられなかったのです。

 

designate:明確に示す、指名する、任命する、選定する

33年後の1977年になってWASPが終わったときに、彼女たちは軍の恩恵を受ける資格があると公式に分類され(classify)、公式に選定され(designate)ました。

 

Congressional Medal of Honor:名誉勲章、米軍の最高の勲章

2009年になって、アメリカ政府はWASPに名誉勲章(Congressional Medal of Honor)を授与しました。

この勲章はアメリカ軍が軍に所属していた人に対して与えることのできる最高の賞(the highest award)なのです。

もちろん、多くの女性パイロットはもうお亡くなりになっていたので、ちょっと遅い対応でした。

1974年の初頭から、アメリカ政府は女性が正規の軍隊(regular military)でパイロットになれるようにしました。

1994年には、女性が戦闘機のパイロットとして戦闘できるようにしました。

これがWASPに関するちょっとした歴史であり、アメリカ史における重要な一幕でもあります。

 

関連サイト:Wikipedia Women Airforce Service Pilots

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