ESL Podcast Cultural English(English Café) 595-1:contest, competition, match, gameの違い
2017/03/30

game, tpsdave
「ESL Podcast Cultural English(English Café) 595」の2つ目の話題の「質問コーナー」の中のひとつ「contest, competition, match, gameの違い」要約です。
ひとつ目の話題はハーバード大学の卒業生たちが作ったユーモア雑誌で、後に映画製作にもかかわった雑誌National Lampoonについてでした。
これまでEnglish Caféについては以下をご覧ください。
ESL Podcast English Café 594-2:haze と mist の違い
ESL Podcast English Café594: alert, alarm, warningの違い
"competition"には、競技会、試合、コンテスト、競争相手といった意味の他に、公式な試合やコンテスト以外での競争のことも意味するというのが面白かったです。説明の中に出てきますがペプシとコカ・コーラの清涼飲料水を販売するための顧客獲得の争いも"competition"なんだそうです。
目次
contest, competition, match, gameの違い
イランのヘダー(Heydar)さんからで"contest", "competition", "match", "game"に関するご質問です。
contest: (勝利または賞を目ざしての)競争;争い、論争
名詞の"contest"は催し物(an event)のことで、他の人達より優れていることによって勝とうとするイベントです。
to contest:(動)(勝利・賞・議席などを)争う、論議する
例えば会社で、誰が会社の商品やサービスをより多く販売したかというコンテストが行われる場合もあるでしょう。
そしてこの社内コンテンストに勝つと、賞金(a prize, a reward)がもらえることもあります。
"contest"を他の言葉でいうと"competition"になります。
competition ①:競争、競技会
"contest"も"competition"も、両方とも他の人より上手になにかをしようとすることを意味します(involve)。
ほとんどすべてのスポーツや試合(game)は、"contest"か"competition"と言えます。
スポーツではない"contest"や"competition"も、もちろんあります。
先程、"contest"のところで例としてあげた社内でのコンテストのことを"competition"ということもできます。
competition ②:業界内での競争
"competition"には、自社と同じことをしようとしている他社や他の組織との競争のことを指すこともあります。
公式に開催されるコンテストに参加していなくても、同じような商品やサービスを同じような属性をもつ人たちに販売する場合は、それを"competition"と呼びます。
例えば、ペプシ(Pepsi)はコカコーラ(Coca-Cola)と競争しています。
Pepsi is competition for Coca-Cola.
"match"と"game":試合、競技
"match"と"game"は、両者とも同じ意味を持つことがあります。
"match"は、特に(in particular)スポーツで使われ、試合全体(the entire game)か、競技会全体(the entire competition)、もしくは試合の中の一部のことを指します。
例えばテニスでは、ゲーム(games)とセット(sets)そしてマッチ(matches)で1試合が構成されています。
※テニスはポイントの取り合いで試合が進行し、4ポイント先取すると1ゲームを取得(勝利)したことになります。そして6ゲームを取得したほうが1セットを獲得し、セット数を多くとった側が勝者となります。テニス基礎講座より
"match"はイギリス、"game"はアメリカ
"match"は、イギリス英語でよく使われているようです。
少なくとも、イギリスの伝統的な試合については"match"が使われています。
"game"は、アメリカでのスポーツで良く使われています。
例えば、クリケットの試合は"cricket match"と呼びますし、ゴルフの試合は"golf match"と呼んでいます。
ですが野球は"baseball game"ですし、バスケットは"basketball game"です。
野球の試合を"baseball match"とは言いません。
"match"と"game"も同じ意味で使われますが、競技の種類によって使われる言葉が違うのです。
match ②:同等である、相性がよい、ぴったりである
名詞としての"match"は、単にある人が他の人と同等である(equal)、ある人が他の人と同様に(as good as)あることができるという意味もあります。
また、ある人が他の人と上手く一緒にやっていける(goes well together)、他の人と相性が良い(compatible)という意味もあります。
He’s a good match for this job.
彼はこの仕事にぴったりの人物だよ。
good match for~:~にぴったりである
上記の文の意味は、彼の持っている能力は、この地位につく人物に求めていた能力だというものです。
これらの"match"の意味は、試合には関係のないものとなります。
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