ESL Podcast 802:映画に関する英語表現!大ヒット映画より芸術作品が好きなの?Talking About Movies
「ESL Podcast(Daily English) 802 - Talking About Movies」です。現在、当初の予定(2017年7月の学習方針)を変えて、ポッドキャストにまだ利用できる音声のある無料サンプルレッスンを先にやっています。下記のリンクからポッドキャストが聞けるサイトへいけます。
English as a Second Language (ESL) Podcast - Learn English Online
今後は、ポッドキャストに音声がある無料サンプルの12レッスン→請求するともらえる無料サンプルの2レッスン→当初の学習方針にそったレッスン、という順番でやっていく予定です。
先週も都合によりブログを書く時間がとれず更新できませんでした。しばらく今の状態が続くかもしれません。
Talking About Movies
Martin: What did you think of that movie?
あの映画、どうだった?(どう思いましたか?)
What do you think of~?:~をどう思いますか?
Joanna: It was okay, but I’m not really into big-budget*1 movies with a lot of special effects*2 and big-name stars*3.
良かったわよ、でも私、あんまり興味ないのよね、莫大な制作費(予算)*1をかけた映画で、たくさんの特殊効果*2が使われてて(with)、有名な俳優や女優*3が出ているものって。
to be into~:~に夢中になる、興味がある
not really:あまり~ではない、それほど~ではない
big-budget:莫大な予算、多額の予算
special effects: (映画などの映像で使われる)特殊効果、特殊撮影
big-name stars:有名な俳優や女優や歌手など、人気のあるスター
Martin: Oh, you’re a film snob*1. I bet you only watch indie*2 films made on a shoestring budget*3 with low production values*4.
ああ、君は映画の知識をひけらかすお高く止まったタイプ*1なのか。わずかな予算で作られた、作品の品質*4の低いインディ*2映画ばかり君は見ているに違いないね。
snob:スノッブ、俗物、お高くとまった人、嫌なやつ、気取り屋でお高いやつ
to bet~:~は確かだ、~で間違いない;~に賭ける
indie:映画・レコードなどの小規模な)独立プロ会社、インディー、 independent(独立した)を表している(stand for)
shoestring budget:わずかな予算、乏しい予算;shoestring:(名)靴紐【由来】貧しい行商人が靴ひもを売って生計を立てたことから
production values:プロダクション・バリュー;ここでは映画の品質のことを指し、お金を使っていないのがすぐ分かるような安っぽいつくりの映画は"low production values"となる;生産額、生産高、制作価値
【音声の中のフレーズ】
millions and millions:何百万もの
Joanna: No, that’s not true. I just don’t like crowd-pleasers*1 that are predictable*2. I like movies that stretch the imagination*3 and have some artistic value.
いいえ、そうじゃないわ。私はただ大衆受けを狙ったもの*1が好きじゃないのよ、(ストーリーなどに)意外性がない*2もの。私は私の想像力を膨らませてくれて、芸術的な価値もある映画が好きなの。
※「想像力を膨らませる」という箇所では自然な日本語にするため受動態にしてあります。
crowd-pleasers:大衆を引きつける人や物や思想、大物、受け狙い
predictable:予言できる、予想できる;予想どおりの、意外性のない
stretch the imagination:想像力を膨らませる・広げる
artistic value:芸術的価値、美術的価値
Martin: You mean you like those weird movies with no plot and a lot of strange characters. They’re artsy*1, but leave you totally confused*2.
つまり君は、そういった風変わりな映画が好きなんだね、話の筋がなくて変な登場人物がたくさん出てくるヤツね。そういう映画(they)は芸術作品きどり*1だけど、見てる人(you)がすっかり困惑した*2ままで終るよね。
※最後の文の"leave"は、「見ている人を混乱状態にしたままにする」と訳しました。
You mean~:相手の発言を確認するための言い方;それはつまり~ということですね、あなたが言いたいのは~ということですか?
weird:奇妙な、風変わりな、変な、変わった;不気味な
plot:(映画や劇などの)話の筋、構想;陰謀
artsy:(形)(人が)芸術家気取りの・芸術家ぶった;(物が)芸術品を気取った・芸術品まがいの
totally:(副)まったく、すっかり、全体的に
confused:(人が)困惑した・まごついた;(物事が)分かりにくい・混乱した・雑な
○artsyとartisticの違い○
こちらの質問サイトによると、"artsy"と"artistic"には意味に違いはなく、"artsy"は非常にくだけた言い方(very informal)で、会話の中でだけ使い、書き言葉としては使われないのだそうです。
またこちらのオンライン英語辞書によると、"artsy"は主にアメリカ英語で使われ、好ましいと思っていないニュアンスがあるようです(usually disapproving)
ESL Podcastの説明では、映画を"artsy"と表現する場合は「芸術的であろうとしている映画」を意味しますが、批判(criticism)の意味で使われることもあるそうです。
ジェフさんは映画「フォレスト・ガンプ:Forrest Gump」のことを"artsy"だと思っているようで、なぜ人気があるのか分からないそうです。でもトム・ハンクス(Tom Hanks)は嫌いじゃないみたいです。(音声の12:07あたりから)
Joanna: I don’t mind some ambiguity, if that’s what you mean.
私は(芸術作品きどりのインディ映画の人を困惑させたままにするような)あいまいな表現は気にならないの。あなたがそういう点を言っているのであればだけど。(困惑させる部分があいまいな表現だとしたら私は気にしてません)
I don’t mind~:~は大丈夫ですよ、気にしませんよ、どちらでもかまいませんよ
ambiguity:(名)(意味の)あいまいさ、不確かさ;両義性、多義性;あいまいな表現や言い回し
Martin: Well, I’m going to see the new Spiderboy movie next week. I don’t suppose you want to come?
えっと、来週、映画「スパイダー・ボーイ」の新作を見に行くつもりなんだ。君がそんな映画を見に行きたいとは思わないけど、よかったら一緒に見に行かない?(~しませんか?)
Spiderboy:スパイダー・ボーイ、架空の映画のタイトル
I don’t suppose~:丁寧で控えめな依頼や誘いのフレーズ、~していただけませんか?、~しませんか?;直訳すると「私は~とは思わない」となり「~だとは思わないけれど~していただけませんか?」という意味を含む。日本のよく似た言い方だと「まだお腹はすいてませんよね?」→「私はお腹がすいてるのでなにか食べに行きませんか?」のような言い方。
Joanna: Spiderboy? I’ve been looking forward to seeing that movie.
「スパイダー・ボーイ」ですって? その映画を見るのをずっと楽しみに待ってたのよ。
look forward to:楽しみにして待つ、期待する
Martin: But it’s a big-budget blockbuster.
でも、莫大な制作費のかかった大ヒット作だよ?
blockbuster:超大型爆弾;強い影響や感銘を与える人や物;大ヒット作
Joanna: I can’t watch artsy films all the time. Variety is the spice of life, don’t you think?
ずっと芸術作品を見てるなんて私には出来ないわ。変化は人生のスパイスよね?
all the time:その間中ずっと、いつも、常に
Variety is the spice of life:(ことわざ・教訓)変化は人生のスパイスである、いろいろあってこそ人生はおもしろい
variety:変化、変化に富むこと、多様性
○関連記事○
○ESL Podcast記事○
GLOSSARY
big-budget:莫大な予算、多額の予算
special effects: (映画などの映像で使われる)特殊効果、特殊撮影
big-name stars:有名な俳優や女優や歌手など、人気のあるスター
snob:スノッブ、俗物、えせ紳士(社会的地位の高い人を過大に重視するが,そうでない人を軽べつする人);(知識・学問を)鼻にかける人
indie: (映画・レコードなどの小規模な)独立プロ会社、インディー
shoestring budget:わずかな予算、乏しい予算;shoestring:(名)靴紐、(形)靴紐のように細長い、(資金などが)わずかな・乏しい、危なっかしい;【由来】貧しい行商人が靴ひもを売って生計を立てたことから
production values:プロダクション・バリュー、生産額、生産高、制作価値
crowd-pleasers:大衆を引きつける人や物や思想、大物、受け狙い
predictable:予言できる、予想できる;予想どおりの、意外性のない
stretch the imagination:想像力を膨らませる・広げる
artistic value:芸術的価値、美術的価値
artsy:(形)(人が)芸術家気取りの・芸術家ぶった;(物が)芸術品を気取った・芸術品まがいの
confused:(人が)困惑した・まごついた;(物事が)分かりにくい・混乱した・雑な
ambiguity:(名)(意味の)あいまいさ、不確かさ;両義性、多義性;あいまいな表現や言い回し
I don’t suppose~:丁寧で控えめな依頼や誘いのフレーズ、~していただけませんか?、~しませんか?;直訳すると「私は~とは思わない」となり「~だとは思わないけれど~していただけませんか?」という意味を含む。日本のよく似た言い方だと「まだお腹はすいていらっしゃいませんよね?」→「なにか食べに行きませんか?」のような言い方。
blockbuster:超大型爆弾;強い影響や感銘を与える人や物;大ヒット作
Variety is the spice of life:(ことわざ・教訓)変化は人生のスパイスである、いろいろあってこそ人生はおもしろい
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