【映画で英会話】トイ・ストーリー Toy Story-37:コンバット・カールは黒い焦げ跡を残してバラバラに!助けにいかなかったことを悔やむバズ
ディズニー映画「トイ・ストーリー」を使って英語+英会話の勉強をしています。スクリプトは以下のサイトのものを利用させていただいてます。
この前のお話は以下のリンクからどうぞ。
トイ・ストーリー
Dirt clouds and toy shrapnel rain down along the side of Andy's house.
土ぼこりと(シドに爆竹で爆破された)おもちゃの破片が、アンディの家の側面に雨のように降り注ぐ。
dirt:泥、ほこり
cloud:雲、もうもうと立ちこめるもの
shrapnel:爆弾の金属片、銃弾の破片、榴散弾(りゅうさんだん)
to rain down:(爆弾などが)~に雨あられのごとく降り注ぐ、雨のように降る
along the side of :~の側面に沿って
along:沿って、つたいに、(方針などに)従って
SID (O.S.):シド(声だけで)
Yes! He's gone! He's history!
イエース!奴は行っちまった!あいつは歴史を名を残したんだ!
※日本語字幕では「やった!バラバラだ!」と訳されています。
O.S.="Off Screen"の略、画面には映らず声だけ
He's gone:He has gone. 彼は行ってしまった(行ったきりでまだ戻ってきていない)
have gone と have been there
「~に行ったことがある」という場合は「I have been ~」となりgone(goの過去分詞)は使いません。「He has gone.」だと「彼は行ってしまった、行ったきりでまだ戻ってきていない」という意味になります。
「そこにいったことがある」という場合は「I have been there.」となり、been と there の間に to はつきません。there の中には「そこへ、あそこに」といったように既に to の意味が含まれているからです。
I have been there.
そこに行ったことがあります。
I have been to Kyoto.
京都に行ったことがあります。
He has gone to Kyoto.
彼は京都に行ったきりです。(まだ帰ってきていない)
Andy's toys peek over the window sill.
アンディのおもちゃたちが、窓台ごしにそっと覗く。
to peek:そっとのぞく、ちらっと見る
window sill:窓敷居、窓台、窓下の外側か内側にある横材でよく植木鉢などが置かれる
ANGLE: SID'S YARD
カメラの視点:シドの家の庭
A large black scorch mark is all that remains where Combat Carl once stood.
大きな黒い焦げ跡だけが、(兵士型の人形の)コンバット・カールがかつて立っていた場所を示している(残している)。
scorch:焼け焦げ、罵倒、酷評
mark:跡、しみ
…be all that~:…だけが~である
to remain:残る、存続する
once:かつては、一度は
all :~だけ
正直、皆さんに英文の解説をするほどの知識も経験もありませんので、こんなふうに私は考えているというのを書いておきます。
all は「全体の、すべて」といった意味ですが、その意味が転じて「これがすべて=これ以外はない=これだけだ」というニュアンスで使われているようです。
ということで以下の文を分解してみると…
A large black scorch mark is all / that remains where Combat Carl once stood.
「大きな焦げ跡がすべて=焦げ跡以外はない=焦げ跡だけがある」
そして続くthat以下で「残った焦げ跡」について説明をしているという構図かなと思います。
ここで私が申し上げたいことは、こういったallには感情がこもっているように感じられる事が多いということです。
「これがすべて、これだけ」なのでそこから、「悲しみや哀れみ」そして「切羽詰まった感じ」「緊急さ」「冷酷さ」「固い決意」といった感情の動きが、状況や文脈にそって含まれているように思います。
Sid jumps up and down victoriously while Scud resumes his BARKING.
シドの飼い犬スカッドがまた吠え始め、シドは勝ち誇って上へ下へと飛び跳ねる。
up and down:上下に、行ったり来たり
victoriously:(副)勝ち誇って、意気揚々と
Scud:スカッド、シドの犬の名前、突風、にわか雨
to resume:再び始める、再開する、回復する
to bark:(犬などが)ほえる
BUZZ:バズ
I could have stopped him.
私は、シド(のひどい行い)を止められたかもしれない。
※ここの could は「可能性」を表しているように思います。
WOODY:ウッディ
Buzz, I would love to see you try.
バズ、僕は君が(おもちゃ仲間を助けようと)挑戦しているところをぜひ見てみたいよ。
I would love to~:~をぜひしたい、とても~したい
※似た表現に「I would like to」があります。
(gesturing to Sid's yard:仕草でシドの庭を示しながら)
to gesture:身ぶりをする、身ぶりで合図する
'Course I'd love to see you as a crater.
もちろん、君が(爆竹の爆発で)クレーターになってるとこもぜひ見たいねぇ。
'course:もちろん、当然、of course
crater:クレーター、噴火口、(爆弾などの破裂による)爆弾穴
Sid CACKLES and dances around the crater.
シドはかん高い笑い声を上げ、(爆破でできた)クレーターのまわりで踊っている。
cackle:かん高い笑い、おしゃべり
BO PEEP:陶器製の女羊飼い人形のボー・ピープ
The sooner we move the better.
引っ越しが(私達が引っ越すのが)早いに越したことはないわね。
the sooner, the better:早いに越したことはない、早ければ早いほどよい
to move:引っ越す、移す、移動させる
DISSOLVE TO: EXT. ANDY'S FRONT YARD - SUNSET
画面が徐々に暗くなり、そこへ次の画面が重なって現れ明るくなる:アンディの家の正面にある庭の外観へ…夕暮れ時
to dissolve:分解する、溶かす;映画やテレビなどで徐々に暗くなる前の画面に次の画面が徐々に明るくなりながら重なって現れる場面転換技法
EXT.:外観、exteriorの略
sunset:夕日、夕暮れ
A "FOR SALE" real estate sign stands in the front yard.
不動産の「売出し中」の看板が、アンディの家の正面の庭に立てられている。
FOR SALE:売出し中
real estate:不動産
sign:看板、身ぶり、合図
Another sign reading "SOLD" hangs from the bottom.
「売却済み」と読める別の看板が、(売出し中の)看板の下部分から吊るされている。
SOLD:売却済み、sell(売る)の過去形
to hang:吊るす、かける、さげる
bottom:底、下、根本
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最後まで読んでいただきありがとうございました。アンディには引っ越しの予定があることが分かりましたが、今後どう話につながっていくんでしょうね。
ではまた次回!
photo:teddy-bear
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