【映画で英会話】トイ・ストーリー Toy Story-92
2020/12/22
ディズニー映画「トイ・ストーリー」を使って英語+英会話の勉強をしています。利用している脚本サイトや、他のトイ・ストーリーの記事などへのリンクは記事下にまとめてあります。
SID (AS ASTRONAUT):シド(宇宙飛行士になりきって)
Houston, do we have permission to launch? -- (simulated static) Uh, Roger, permission granted.
ヒューストン、ロケット打ち上げの許可は出ましたか?…(電波の雑音の音を模した音)あ、了解です、許可が下りました。
ASTRONAUT:宇宙飛行士
Houston:ヒューストン、アメリカのテキサス州にある都市でNASA(アメリカ航空宇宙局)のジョンソン宇宙センターがある場所
permission:許可、認可
to launch:(ロケットなどを)打ち上げる、発射する、開始する
simulated:(形)似せた、真似た
static:(名)電波の雑音
Roger:(通信)了解、よし、オーケー
to grant:(嘆願などを)許可する、(権利などを)供与する、(要求などを)聞き入れる
You are confirmed at T minus 10 seconds...
発射10秒前を確認…
to confirm:(陳述や証拠などを正しいと)確かめる
T minus … seconds:発射(打ち上げ)…秒前
During Sid's countdown, all the mutants scurry into their final positions.
シドが打ち上げのカウントダウンをしている間、改造おもちゃたちは全員、それぞれの最後の持ち場へと小走りで移動する。
to scurry:小走りで行く、チョコチョコ走る
Sid lights a match.
シドがマッチに火を付ける。
to light:火を付ける、点火する
SID
(continued) ...and counting. Ten! Nine! Eight! Seven! Six! Five! Four! Three! Two!... One!...
(続けて)…秒読み開始。10! 9! 8! 7! 6! 5! 4! 3! 2!…ワン!
Sid grins menacingly as the match moves towards the fuse.
火のついたマッチを打ち上げ花火の導火線へと近づけながら、シドが脅すような悪い笑顔を浮かべる。
to grin:(喜びや満足などで)歯を見せて笑う
menacingly:険悪な様子で、脅かすように
fuse:(爆薬などの)導火線
WOODY (VOICE BOX):ウッディ(録音のサンプル音声)
Reach for the sky!!
両手を高く上げろ!
Reach for the sky:手を高く上げる、大志を抱く
SID
Huh?:はぁ?
Sid pulls back from lighting the fuse.
シドは導火線に点火しようとしていたのを止める。
to pull back:引き戻す、引き返す、前言を取り消す
○スカイプ英会話でK先生(帰国子女)に聞いてみた!:pull back
Sid pulls back from lighting the fuse.
質問:映画内では「はぁ?」とシドが言いながら火のついたマッチを地面に捨てています。この場合の"pull back"は、シドの動作を表しているのか、心理的なものを表しているのか、どっちなのでしょうか?
・"pull back"と聞いて受ける印象は、「一歩下がる」です。このシーンの場合ですと「シドが異変に気がつき、なにか起こっているぞ?と周りを見ながら一歩下がった」という意味にとれます。
質問:"pull back"には「火を消す、火をつけようとしていたのを一旦止める」というニュアンスはあるのでしょうか?
・"pull back"に火を消すニュアンスはありません。「後退する」というのが一番受ける印象です。
・「車がバックする動き」とか、「車を路肩に止める」という動作を指し示すフレーズです。
He turns to look at Woody still lying lifelessly atop the barbecue except for the sound emitting from his voice box.
シドはウッディの方を振りかえって見るが、ウッディはキメ台詞の音声が再生されている以外は、未だにバーベキューのコンロの上で死んだように横たわっている。
lifelessly:(副)死んだように、元気がなく、精彩を欠いて
except:(前)~を除いて、~以外に
to emit:(光や熱などを)放つ・放射する、(声や音を)出す
WOODY (VOICE BOX):(キメ台詞のサンプル録音音声)
This town ain't big enough for the two of us!
この街は、俺達には狭すぎる。(十分な大きさがない)
ain't:"am not"の短縮形
SID
What?!:なんだって?
Sid walks over to Woody and picks him up.
シドはウッディのほうへ歩き寄り、ウッディを拾い上げる。
to pick up:拾い上げる
WOODY (VOICE BOX):
Somebody's poisoned the water hole...
誰かが水場に毒を盛った…
water hole:水たまり、水場
to poison:毒を盛る、汚染する、毒殺する
SID
It's busted.
壊れてるな。
busted:(形)壊れた、動かない、bust(打ち壊される、爆発する)の過去分詞
He raises Woody up, about to throw him away --
シドはウッディを持ち上げ、いまにも捨てようとする。
to raise:持ち上げる、(横になっている人や物を)立たせる
to throw away:捨てる、廃棄する
○スカイプ英会話でK先生(帰国子女)に聞いてみた!:beなしのabout to
He raises Woody up, about to throw him away --
質問「コンマのあとにbeなしの"about to"があるのですが、beなしでも『まさに~しようとしている』という意味になるのでしょうか?」
・本当はbe が必要だけれど、この場合は コンマの前の文に動詞raiseがあるので、コンマの後の文章から動詞をはぶいている形になっています。
・正式な書き方をすると"He raises Woody up, and is about to throw him away --となります。
・ラフな書き方であり、箇条書きに近い書き方をしています。脚本のト書きなのでこういう書き方もありです。
WOODY (VOICE BOX):
Who are you callin' busted, Buster?!
誰が壊れてるって?おい。
Buster:ねえ、おい、親しい間柄の男性に対する呼びかけの言葉で苛立ちを表すことが多い;壊す人
Sid stops short and looks at Woody again.
シドは急に動作を止め、ウッディを再び見る。
to stop short:急停止する、突然止まる
WOODY (VOICE BOX)
(continued) That's right. I'm talking to YOU, Sid Phillips.
(話を続けて)そうだよ。俺は君に話しかけてるんだ。シド・フィリップス君。
We don't like being blown up, Sid, or smashed, or ripped apart...
俺たちは爆破されたくないんだ、シド、粉々にされたり、バラバラにされたりしたくない。
to blow up:爆破する、膨らませる
to smash:粉砕する、大破する
to rip apart:(物を)ばらばらにする、(人の心を)ズタズタにする、こき下ろす
While Woody's voice box talks, Sid checks the pullstring.
ウッディのサンプル音声が流れている間、シドはウッディの背中の引き紐をチェックする。
to check:検査する、チェックする
pullstring:ウッディの背中についている引き紐、引くとサンプル音声が自動再生される
It isn't moving. Sid GULPS.
ウッディの背中の引き紐は動いていない。シドは驚いてハッと息を呑む。
to GULP:(驚いたりして)はっと息を呑む、グイグイ飲む、ガツガツ食べる
SID
W-w-w-we?:お、お、俺たち?
WOODY (VOICE BOX)
That's right. (beat) Your toys.
そうさ。お前のおもちゃたちのことさ。
to beat:打つ、叩く
○スカイプ英会話でK先生(帰国子女)に聞いてみた!:beat
That's right. (beat) Your toys.
質問:映像をチェックしましたが、(beat)がなにを意味するのか分かりませんでした。このセリフの最中には特に叩く音などは聞こえないのですが…。
・このbeatは、日本語でいうと「脈」「脈動」「鼓動」といったニュアンスで使われています。音ではありません。
・日本語でも心臓や脈の動きをハートビート(heartbeat)というときがありますが、そのビートです。
・それまでは単なるおもちゃとしてシドの手の中で動きも表情もなかったウッディが、突如として表情を持ち、自律的な動きを見せた瞬間を表す言葉です。
・単なるおもちゃだったウッディが生物的に生き返ったような、脈打つような、そんなニュアンスです。
The remains of broken toys in the yard, led by the bedroom mutants, begin rising from the ground in "NIGHT OF THE LIVING DEAD" fashion.
庭にあった壊れたおもちゃたちの残骸が、シドの部屋のおもちゃたち主導で、ソンビ映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の装いで地面から湧き出始める。
remains:(名)遺体、形跡、遺跡、残り物
led by:~に導かれる、~の主導で
NIGHT OF THE LIVING DEAD:アメリカのゾンビ映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
The toys march forward, forming a circle around Sid.
おもちゃたちが前へと行進し、シドを囲むように円を作る。
to march:行進する
to form:形づくる、形成する
Sid is too frightened to scream or move.
シドは恐怖のあまり悲鳴を上げることも、動くこともできない。
too~to…:あまりに~なので…できない、…するには~すぎる
to frighten:(人を)怖がらせる・ぎくりとさせる;怖がる
to scream:(恐怖や苦痛のため)叫び声を上げる、悲鳴を上げる
- 利用しているトイ・ストーリーの脚本:IMSDb
- Toy Story 1~10までの記事一覧(旧ブログより)
- Toy Story 11~ の記事一覧
- 映画やドラマで英語 の記事一覧
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