【今週の英語】アフリカの角、ちょうさ祭、死者の日、世界初のコマ割り漫画家、緑の子供
最近雨ばかりでその上寒い!気分が滅入りがちだったところに台風まで来た、今週の英語はこんなかんじ。
目次
アフリカの角:The Horn of Africa
CNN10の内容がキッチリ理解できるようにするぅぅぅ!と言いはじめて、はや1ヶ月…たちましたが、ようやくぼちぼちやるようになりました。ようやく。
今週聞いたニュースの中に「アフリカの角:The Horn of Africa」という言葉が出てきまして、アフリカのある地域を指す言葉なのですが、ちょっと面白い名前だなと思いました。確かに角っぽい!動物のサイの横顔のようにも見えます。

Horn of Africa
アフリカの角(アフリカのつの、英: Horn of Africa)は、アフリカ大陸東端のソマリア全域とエチオピアの一部などを占める半島。 日本語版Wikipediaより
CNN10では、アフリカの角のエリアにある国ソマリアの首都モガディシュ(Mogadishu)で起こったテロ(車に爆弾を積んで中心街のホテルの前で爆発させた)のニュースを伝えていました。
アフリカの角(The Horn of Africa)という言葉をCNN10で知った!CNN 10 - October 17, 2017 @CNNI https://t.co/dTwylQW6vZ
— いとでん (@iwllgiveitatry3) October 21, 2017
ちょうさ祭と死者の日
2週間ほどお休みしていたスカイプ英会話を再開。実は私は香川県出身でして、地元の友人が見に行った「ちょうさ祭」の動画や写真を送ってくれました。そこで友人に許可をもらって、その動画をスカイプ英会話のK先生(帰国子女キュートガール)とスチュワート先生(アメリカ人チェリスト)にお見せしました。
K先生もスチュ先生も、すごく喜んでくださいましたが、例によって話す内容の方向性が違います。K先生は、動画の細部についての質問が多く、スチュ先生は日本とアメリカの文化の違いについてのお話が多かったです。下に貼った動画は友人が送ってくれた動画ではありませんが、同じようなお祭りの動画です。
お話中にスチュ先生が、メキシコの「死者の日:Day of the Dead」というお祭りを教えてくれました。そんなお祭りがあったとは!
スチュ先生:アメリカの特にプロテスタント系には、見せてくれたような、こういう山車を動かすようなお祭りがないんです。日本のお祭りは、どちらかというとカソリックに通じるものを感じますね。例えばメキシコの「死者の日:Day of the Dead」なんかは、日本のお盆と似てますね。
私:あー、それで「死者の日」なんですね。
死者の日(ししゃのひ、英語: Day of the Dead)はラテンアメリカ諸国における祝日の一つ。特にメキシコにおいて盛大な祝祭が行われる。アメリカやカナダ等に在住する同地域出身者の間でも同様の習慣が継続されている。死者の日には家族や友人達が集い、故人への思いを馳せて語り合う。 日本語版Wikipediaより
上記の動画の1分14秒あたりに、巨大なウーパルーパーらしき物体が出てきますが、アレはやっぱりウーパルーパーなんでしょうか?なぜウーパルーパー?

Day_of_the_Dead
調べたら、ウーパルーパは、メキシコサラマンダーという名前のサンショウオを品種改良したものなのだそうです。メキシコサラマンダーは、メキシコにしかいないそうです。なるほどー。
オファー(offer)はもともとは神への奉納すること?
スチュ先生は、日本の文化を英語で説明するのが難しいとおっしゃっていました。あまりにも違いすぎて説明しにくいらしいです。
スチュ:アメリカの文化、特にプロテスタントの文化と日本の文化は、違う点が多いので、説明したり理解したりするのが難しいんですよね。キリスト教の聖者(セイント)に近いのが日本の神かなと思いますけど、でも全然違いますしねー。んー、難しい。
私:きつねが祀られてたりしますしね。
スチュ:いとでんさんなら、日本のお祭りを英語でどういう風に説明します?
私:うーん、そうですね、一般的に秋に行われるお祭りは一種の収穫祭(a harvest festival)で、地域の人たちが同じデザインの伝統的な服「はっぴ」を着て、神輿(Mikoshi, a portable shrine)と呼ばれる神様が乗っているとされるお祭り用の車のようなものを人力で動かしながら歩き、地域の人たちからお祝いのお金やお酒なんかをもらって…
スチュ:お!お祝いのお金とかお酒は、英語でいう「offering:神への貢物、奉納物」ですね!キリスト教にも大昔から似たような習慣がありますよ。「はっぴ」は割りと海外にも知られてきましたね。「はっぴコート:happi coat」って呼ばれてます。
私:なるほどー(もう日本語にもなっちゃってるオファーって、もともとは神へ奉納するって意味だったんだろうなー)
お祭りを開くは、"hold"を使う
K先生とお祭りの話をするときに、「お祭りが開かれた」「お祭りが開催された」といいたいときに使う英語の動詞ってなんだろう?とその場で考えました(なぜ予習をしない!)。イベントなどには、"hold"を使っているのはよく聞くので、お祭りもたぶん"hold"だろと思い使ってみましたが、一応質問もしていました。
私:「お祭りを開く」と言いたい時は"hold"でいいんでしたっけ?
K:そうですね、"hold"でいいんですが、この場合は過去のお話ですので過去形になって"held"になりますね。
私:("held"の発音が難しいというか、日本語のヘルドが跡形もない音になってるなぁ)
"held"難しいー。
世界初のコマ割り漫画家ロドルフ・テプフェール
ポッドキャストの番組で面白かったのがStuff You Missed in History Classのロドルフ・テプフェール(Rodolphe Töpffer)のお話。世界初のコマ割り漫画家!
ロドルフ・テプフェール(Rodolphe Töpffer、1799年1月31日 - 1846年6月8日)は、スイスの教師、作家、政治家、画家、漫画家であり、風刺画家である。テプフェールはまた、最初の近代的な意味でのコマ割り漫画家であったと見なされている。日本語版Wikipediaより
横割り4コマ漫画!ストーリーは分からないけれど、なんだか楽しそう!これはたぶん右から左へ読んでいくんでしょうね。

From the 1833 edition of "Histoire de monsieur Jabot" by Rodolphe Töpffer. Public domain
このテプフェールさんは、たいへん才能あふれる方な上に頑張り屋さんで、1年パリで学んだ後、地元に帰って寄宿舎学校を設立、そこで教師をしたあとに大学教授となり、本業の傍らで絵画や小説やコマ割り漫画を書いていたという素晴らしい方です。
こういう昔の偉人の皆さんのお話を読むと、色々と辛い目にあったりしても気にせずやりたいことをやっている方が多いんですよね。読んでいて本当に励まされるし、何事も気にしないことこそ成功の秘訣ではないだろうかとおもっちゃいます。傍から見ると打たれ強く見えるけれど、本人はあんまり気にしてないのかもしれない。そしてこれは、英語学習にも通じる話。英単語をぜんぜん覚えてない?キニスンナ!英語のニュースの意味が分かんない?キニスンナ!気にせず続けることが大事なのです。きっと。
イギリスに表れた「緑色の子供」The Green Children of Woolpit
調べた所、日本語のWikipediaには記載がなかったので、ちょこっとメモしておきます。上記の世界初コマ割り漫画家のロドルフ・テプフェールを紹介していた同じポッドキャストStuff You Missed in History Classで、"The Green Children of Woolpit"というイギリスの伝説、逸話のようなお話を紹介していました。
12世紀のイギリスのサフォーク州ウールピット村に、緑色の肌をした2人の子供が現れ、その二人は兄と妹の兄弟だったけれど未知の言語を話し、生の空豆しか食べなかった。英語を覚え、普通の食べ物を食べることを学んだあとに兄は亡くなってしまった。生き残った妹が英語を覚えた後に、兄弟はセントマーチン国(Saint Martin's Land)から来たこと、その国は地下にあり緑色の肌をした人々が住んでいることと話した。不思議な話ですねー。
The Green Children of Woolpit:The legend of the green children of Woolpit concerns two children of unusual skin colour who reportedly appeared in the village of Woolpit in Suffolk, England, some time in the 12th century, perhaps during the reign of King Stephen. The children, brother and sister, were of generally normal appearance except for the green colour of their skin. They spoke in an unknown language, and would only eat raw broad beans. 英語版Wikipediaより
では、また!
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