最近の英語っぷり

"barely"は「むきだしに」なのか「わずか」なのか?土星の大きさが感覚を狂わせる!そしてまたイカ…しかもジャイアント!

 

よんどころない理由のため、安定して続いている私のSkype英会話レッスン。

今回はTwitterで見つけた記事について、K先生(20代帰国子女キュートガール)に質問してみました。

Twitterの短いタイトルでは意味が分からず、本文を読んでみたら更に違う問題に突き当たってしまいましたとさ。

科学や宇宙が好きなわけではありませんので、あしからず。

 

土星(Saturn)の衛星(the Moon)に生き物?

NASAの無人探査機カッシーニ(Cassini)が、土星(Saturn)の衛星エンケラドス(the moon Enceladus)の地下海から、水素分子(hydrogen molecules)が吹き出していることを発見したというニュースです。

水素は生物が生きていくのに必要なものなので、生物がいる可能性があるのだそうです。

 

書いた記者さんが別の方なので若干内容が違いますが、同じニュースを伝える日本語訳されたものが下の記事です。

 

500kmを「わずか」と呼ぶ違和感!にんげんだもの

この記事の中の次の文章に、迷い込んでしまいました。

A liquid ocean exists beneath the icy surface of Enceladus, which is barely 300 miles (500 kilometers) across.

液体の海がエンケラドスの氷で覆われた表面の下に存在する。エンケラドスは、わずか直径500キロメートル。

liquid:(形)液体の   to exist:存在する

beneath:~の下に

icy:氷の、氷で覆われた、とても冷たい

surface:表面、水面、外観

barely:かろうじて、わずかに

across:幅が≒直径が、~に渡って、~を横切って

 

"barely"は、「かろうじて、わずかに」といった意味です。

500kmも直径があるのに「わずか」と書いてあるのは、宇宙規模で見れば小さいということなのか、それとも違う意味があるのかと思い"barely"を調べてみると、「むきだしに、あらわに」という意味もあることが分かりました。

ということは、500kmに渡って液体状の海があらわになっているという意味!?

"barely"は、「かろうじて、わずかに」? それとも「むきだしに、あらわに」

K先生にそのへんをお聞きしてみました。

 

K先生:もし"barely"「むきだしに、あらわに」という意味で使われているとすると、その前にある「~の下に」という意味の"beneath"と整合性がつかなくなるので、この場合は「かろうじて、わずかに」という意味だと思います。人間からすれば500kmは長距離ですが、土星と比べて見れば小さいことを強調したいのではないでしょうか。

 

なるほどねー。

文全体で理解しないと駄目ってことですね。

 

またイカ(squid)かっ!しかもジャイアント!

K先生との話は続きます。

私:ところで、このニュース、例によってイカ(squid)が出てくるんですよ!

K先生:ええっ!?……あ!ほんとだ!イカ出てきますね。

私:(K先生、さすが英文を読むのが速い!)

 

イカが出て来る箇所は次の文章。

A press conference viewer, asking questions of the scientists via Twitter, asked if NASA was talking about bacteria or algae — or giant squids.

今回の記者会見を視聴していた人物が、Twitterで科学者達に質問をしました。その人は(会見の中でNASAは、エンケラドスには地球に生息する生物が生きていけるような成分がほとんどあると話していたが、その地球に生息する生物とは)バクテリアや藻類や巨大なイカのことを指しているのかと尋ねました。

press conference:記者会見

bacteria:バクテリア  algae:藻類、algaの複数形

ask a question of 人:人に質問する

via:経由で   asked if ~:~かどうか尋ねる

giant squids:ダイオウイカ、巨大なイカ

 

実は最近、K先生と私はイカ(squid)の話をすることが多いんですよねー。

K先生が、イカ最強伝説!を唱えた科学者の説を紹介してくれたのがきっかけです。

地球上でイカだけが生き残り、水中から地上に生存の場を移したイカは、触手を手のようにつかって木から木へとおサルさんのように移動するという説です。

 

イカの地球侵略は止められない!だって美味しいし!

K先生:こんなところにまで、イカ(squid)が出てくるなんて…

私:しかも、ジャイアントですよ

K先生:NASAの記者会見を利用した暗号かもしれません!

私:あり得ます! 全世界のイカたちへと指令が下ったんです。「さぁ、人間たちにもっとイカを食べさせ、ヤツらを体内から操るのだ!ぐふふふぅ」

K先生:私の知人男性は、最近、朝昼晩イカばかり食べているんです。自分で作るのが面倒くさいので近所のスーパーで、イカのお寿司やらイカフライやらを買って3食イカ三昧らしいです。もう中毒になってますよ(get addicted)!

私:それもう手遅れですね。ほとんどの日本人は既にイカに洗脳されてます。イカフライ美味しいですからねー。んーでもタコフライも美味しいですよね。

K先生:ぅぅぅ、私、タコの天ぷら、大好きなんです!

私:タコがんばれ!

 

元気づけるときにもイカは使える!

その後、K先生の個人的な人間関係の悩みをお聞きしました。

元気なく下を向くK先生に、何の気なしに励ましのつもりで、こう言ってみました。

 

私:スクィッド!(squid !)

K先生:スクイッドって!(大受け)

 

なんだか大受けしちゃいました。

日本語だと「イカ!」って言っただけなんですけどね。

でもK先生が元気になってくれたんで、畳み掛けるようなイカ攻撃。

 

私:最近、K先生とイカの話をすることが多いので、ブログにイカのタグを作ってみました。イカタグですよ!(かなり得意気に)

K先生:(ブログに本当にイカタグがあるのを確認して)ぎゃははは!!!!

 

K先生も笑ってくれたし、フライにすると美味しいし、イカも全面的に悪いやつじゃないんですよねー。

K先生とのお別れの挨拶も「スクィッド!」とバッチリと決めて、爆笑レッスンは幕を閉じたのでした。

スクィッド!(では、またねー)

 

もっとイカのお話を読みたい方は、こちらからどうぞ

 

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