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ESL Podcast 1259:お母さんの秘密が凄すぎて大事なことを忘れてたわ!Discovering a Family Secret

2016/11/15

 letters

ESL Podcast 1259 – Discovering a Family Secret」です。これまでのESLPodcastのレッスンは以下のリンクからどうぞ。

ESL Podcast 1258:私の小説にテロをするのはやめてちょうだい!急降下してるわ!Causes of Plane Crashes

ESL Podcast 1257:このオンボロ車なら、いつだって持って帰れる状態よ!Repairing Damage to an Auto Body

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今回のダイアログの中に出てくる言葉"out there"は「世の中、世間、あちら」といった意味ですが、私が聞いているPodcastのWelcome to Night valeの中によく出てくるんです。砂漠の中の街ナイトベールにあるラジオ局の放送がそのままPodcastになった形のお話なんですが、ラジオ放送なので例えば「もう世間はクリスマス一色ですね」といった感じで"out there"が出てきます。

まっ、アメリカはポリティカル・コレクトネスのせいでクリスマス一色にはなっておらず、「メリークリスマス!」という挨拶はタブーになって「ハッピーホリデー!」と言わないといけないらしいですけど。そりゃトランプ勝ちますわ。

 

Discovering a Family Secret

 

Kelly: [sniffling]

涙ぐんでいる様子で鼻をぐずぐずいわせている

sniffling:鼻をすする、泣いているときに鼻をぐずぐずいわせる

 

Yoon: What’s the matter? Are you okay?

どうしたんだい? 大丈夫?

What’s the matter?:どうしたのですか?

matter:問題

 

Kelly: You know that my mother’s funeral*1 was last weekend. I brought some of her papers home with me to sort through and I’ve had a shock.

先週末、私の母の告別式*1があったでしょ。母の書類を整理しようと思って家に持ち帰って、ショックを受けてる*2の。

funeral:葬式、葬儀、告別式

papers:書類、文書、記録

to sort through:(書類などを)選り分ける、調べる

to sort:分類する、郵便物を区分する

through:~を通って、~を貫いて、~を通して

a shock:衝撃、驚き、ショック;特に信じがたいことに対して使う言葉

 

Yoon: What? An old family secret*1? Some skeleton in the closet?

何にショックを受けてるの? 昔の家族の秘密*1? なにか内輪の恥*2とか? 

family secret:家族の秘密;家族に影響を与える事だが家族内では語られない、家族にとって恥ずかしく(shameful)きまりの悪いこと(embarrassing)のため語られない

skeleton in the closet:外聞をはばかる家庭内などの秘密, 内輪の恥 ;【由来】 何ひとつ苦労の種がないと思われていた婦人が、実は毎夜戸棚の中においてある骸骨にキスをするように夫から命じられていたという話から

 

Kelly: It was for my mother. While reading some of her letters, I found out that she had a son out of wedlock*1 when she was young and she gave the baby up for adoption*2.

母のことなの。母の手紙を何通か読んでたら、母には若い頃に未婚で産んだ*1息子がいて、その子を養子*2に出すために手放していたことが分かったの。

found out:知る、見つけ出す、発見する

out of wedlock:未婚の両親の子供(outside of marriage)、結婚していない両親から生まれた

gave up for~:~のために諦める

adoption:養子縁組、採用、採択

 

Yoon: Wow, that’s a bombshell!

ええっ、それって衝撃のニュースだね!

bombshell:爆弾、人を驚かすような事件;魅力的な女性;人々に大きな驚きと衝撃を与えるニュース

 

Kelly: Yeah, I feel like I’ve been sucker punched*1. This is life- changing*2.

そうなの。いきなり殴られた*1ように感じたわ。人生を変える事件*2よ。

to feel like~:~のように感じる

to be sucker punched:いきなり激しく殴られる、突然嫌なやり方で驚かされる

life- changing:人生を変えるような、人生を変えるような出来事

 

Yoon: Maybe you can ask your aunts and uncles about it.

君のおばさんやおじさんに、その件について聞けるんじゃないかな。

 

Kelly: But what if my mother didn’t disclose*1 this to me for a reason? I don’t want to air her dirty laundry*2 now that she’s gone.

でも、もし母になにか理由があって、私に隠してたことを言*1わなかったとしたら?母が亡くなった今、母の個人的な秘密を人に話し*2たくないわ。

what if~:~したらどうなるだろう、もし~だったらどうする?

to disclose:(隠れていたものを)露わにする、露出させる、摘発する、暴露する、公表する、発表する;特に良くない事や金銭的な事を露わにするときに使う動詞

to air (one’s) dirty laundry:個人的な秘密を明かす;個人的な秘密をその秘密を知る必要がなく直接は関係ない人に話す

 

Yoon: You wouldn’t be airing dirty laundry. A part of your family history has come to light and you have questions. That’s natural. And plus, you’re keeping it in the family.

お母さんの秘密を明かすことにはならないよ。君の家族の歴史のある部分が明らかになって、君は疑問を持っているんだ。自然なことだよ。それに君たち家族は、ずっと家庭内に秘密をとどめてるじゃないか。

to come to light:明かされる、暴露される、発覚する;注意を引きつける、特に隠されたり秘密にされていたことが発覚するときに使うフレーズ

 

Kelly: But maybe they’ll feel like I’m dredging up something they wish had been forgotten.

でもたぶん、おばやおじは、忘れたいと思ってきたことを私が蒸し返そうとしているように思うんじゃないかしら。

to dredge up:過去の秘密を話す、過去を掘り返す

dredge:(泥などを)さらう、蒸し返す、掘り起こす

 

Yoon: Or maybe they’ve been waiting for a chance to talk about it. You haven’t mentioned the most shocking part.

それか、おばさんたちは君とこの件について話す機会が来るのを、待っていたのかもしれない。

ところで君は、一番衝撃的なところに触れてないね。

mention:簡単に述べる、ちょっと言っておく

 

Kelly: What’s that?

なにそれ?

 

Yoon: You may have a half-brother somewhere out there.

君には異父兄弟が、この世の中にいるかもしれないんだよ。

half-brother/sister:異父兄弟、異母兄弟;片親が同じである兄弟姉妹(sibling)

out there:この世の中に、世間に、あちらに

 

Kelly: Oh my God, you’re right. That possibility is both thrilling*1 and terrifying*2!

大変!あなたの言うとおりよ。その可能性って、期待でわくわくする*1けど恐怖*2だわ。

thrilling:わくわくさせる、感激的な、スリル満点の;活気と期待(anticipation)であふれていてとてもわくわくする

terrifying:恐ろしい、ぞっとするような;とても恐ろしい(frightening)、とても怖い(scary)、恐れ(fear)を感じさせる

 

to sort through:(書類などを)選り分ける、調べる

"to sort through"の意味は、ある物を取っておくのか(keep)それとも捨てるのか(get rid of)を、その物を見て決定する(determine)という意味です。

 

to decompose:(成分・要素に)分解する、腐敗する

骨格(skeleton)とは、人間の骨(bones)のことで、人が亡くなって、その体の全ての骨が見える程度(an extent)に分解したか(decomposed)腐敗した(decay)もののことを言います。

 

out of wedlock:結婚していない状態で子供を持つ

"out of wedlock"は、"outside of marriage"と同じで、「結婚していない状態で子供を持つ」という意味です。

この"wedlock"は、古い言葉で結婚している状態のことを指します。

この言葉は、もうあまり使われていません。

"out of wedlock"というフレーズ自体も、もうあまり使われていません。

アメリカでは、高い確率で結婚していない両親から生まれる子供がいるからです。

 

to air (one’s) dirty laundry:個人的な秘密を明かす

"to air (one’s) dirty laundry"は「個人的な秘密を、その秘密をまったく知る必要のない他人に話す」「個人的な秘密を、知りたがってすらいない他人に話す」という意味です。

"dirty laundry"には、決まりが悪い話(embarrassing information)や、他の人には聞かせたくない話という意味が暗に込められて(imply)います。

 

laundry:汚れた衣類、洗濯する必要がある衣類、洗濯済みで着用前の衣類

衣類のことを"laundry"と呼ぶ場合は、その衣類は汚れているか、洗濯の必要がある衣類のことを指します。

ちょっと奇妙ですが、既に洗濯し終わり清潔な状態の衣類で、まだ着用(worn)していないものも"laundry"と呼びます。

 

to air:風に衣類などを当てる、干す、テレビなどを放送する

動詞としての"to air"は、ここでの意味は、文字通り「衣類を外に出して空中で乾かす」という意味です。

 

to air out:(衣類などに)風に当てて匂いをとる、(部屋などに)風を通す

"to air"には、「衣類や他の物についた匂いを取り除くために外に出す」という意味もあります。

これは"to air out"とも言えます。

 

to dredge up:過去の秘密を話す、過去を掘り返す

"to dredge up"は、「遠い昔の秘密を話す」という意味です。

"to dredge up"には、「もう忘れていた遠い昔にあった悪いことや、もう話したくない過去の悪いことを話す」という意味もあります。

 

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GLOSSARY

sniffling:鼻をすする、鼻をぐずぐずいわせる、泣きじゃくる;風邪を引いたり泣いているときに出す騒々しい湿った音で息をするときに出る

funeral:葬式、葬儀、告別式;亡くなった人を埋葬する前にその人の人生を記憶に留め、お別れを言うために行われる儀式

shock:衝撃、驚き、ショック;大きな驚き、特に信じがたいことを指す

family secret:家族の秘密;家族に影響を与える事だが家族内では語られない、家族にとって恥ずかしく(shameful)きまりの悪いこと(embarrassing)のため語られない

skeleton in the closet:外聞をはばかる家庭内などの秘密, 内輪の恥 ;恥ずべきことかきまりの悪いことで、当事者はみんながそのことを思い出さないように秘密を守りたい【由来】 何ひとつ苦労の種がないと思われていた婦人が, 実は毎夜戸棚の中においてある骸骨にキスをするように夫から命じられていたという話から

out of wedlock:未婚の両親の子供(outside of marriage)、結婚していない両親から生まれた

adoption:養子縁組、採用、採択;血の繋がっていない他の家族に子供を連れてくるための一連の過程

bombshell:爆弾、砲弾、人を驚かすような事件、突発事件;魅力的な女性;人々に大きな驚きと衝撃を与えるニュース

to be sucker punched:いきなり激しく殴られる、いきなり激しく殴られたように感じるようなことをされる;突然嫌なやり方で驚かされる

life- changing:人生を変えるような、人生を変えるような出来事

to disclose:(隠れていたものを)露わにする、露出させる、摘発する、暴露する、公表する、発表する;特に良くない事や金銭的な事を露わにするときに使う動詞

to air (one’s) dirty laundry:個人的な秘密を明かす、個人的な秘密を人に話す;個人的な秘密をその秘密を知る必要がなく直接は関係ない他人に話すこと

to come to light:明かされる、暴露される、露見する、発覚する;知られる、注意を引きつける、特に隠されたり秘密にされていたことが発覚するときに使うフレーズ

to dredge up:過去の話を蒸し返す、過去を掘り返す;注意を向けさせる(to bring to notice)、特に秘密のことや隠されたことや恥ずべきことやきまりの悪いことに注意を向けさせるこをいう

half-brother/sister:異父兄弟、異母兄弟;片親が同じである兄弟姉妹(sibling)

thrilling:わくわくさせる、感激的な、スリル満点の;活気と期待(anticipation)であふれていてとてもわくわくする

terrifying:恐ろしい、ぞっとするような;とても恐ろしい(frightening)、とても怖い(scary)、恐れ(fear)を感じさせる

 

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