【映画で英会話】トイ・ストーリー Toy Story-35:ドクロTシャツを着て笑うシドの恐ろしさを、おもちゃたちがバズに語る
ディズニー映画「トイ・ストーリー」を使って英語+英会話の勉強をしています。スクリプトは以下のサイトのものを利用させていただいてます。
この前のお話は以下のリンクからどうぞ。
【今回の感想】今回の(英語的な)目玉は、「"ain't no~"が二重否定ではなく、否定を更に強調したもの」というところでしょう。文法的には間違いなのでTOEICなどの試験にはでません!
トイ・ストーリー
SID (O.S.):シド(声だけ)
(plays under the next 5 lines)
シドは遊びながら以下の5行分のセリフを口にする
O.S.="Off Screen"の略、画面には映らず声だけ
line:役者のせりふ、行、線、回線
Just stay where you are, Corporal!
君がいるその場所にそのままいてくれ、伍長!
Corporal:伍長(最下位の下士官)、身体の
Don't move, Carl. You'll blow up.
動くなよ、カール。君は爆破されるんだ。
to blow up:爆破する、ふくらませる、大げさに言う
※ここは2文をひとつにまとめています。
I know you're tired! I know your leg is cramping, but you can't move.
君が疲れているのは分かっている!君の足がけいれんを起こしているのも知っている!だが動いてはいけない。
be tired:疲れている
to cramp:けいれんを起こす
Do you hear me?
私の話が聞こえたか?
Buzz breaks through the crowd.
バズが集まっているおもちゃたちの間を押し通って来る。
to break through:押し通る、突破する、すき間から現われる
BUZZ:バズ
What's going on?
なにが起こってるんだ?
What's going on?:単なる挨拶「元気?」にも状況確認「どうしたの?」にも使える便利なフレーズ。
WOODY:ウッディ
Nothing that concerns you spacemen. Just us TOYS.
君みたいな宇宙飛行士には、なんも関係ない話だから(関係してることなんてなにもない)。俺たちみたいなおもちゃの話だから。
Nothing that~:~はなにもない、少しもない
to concern:関係している、心配する、重要である
BUZZ:バズ
I'd better take a look anyway.
私もやはり(何が起こっているか)見てみたほうがいいだろう。
to take a look:見てみる、注意してみる、調べる
anyway:とにかく、やはり、どのようにしても
Buzz grabs Lenny from Woody and looks through him.
バズはウッディから双眼鏡のおもちゃのレニーをひったくり、レニーを通して(隣家の裏庭を)見た。
to grab from~:~から(物などを)ひっつかむ
BUZZ:バズ
Why is that soldier strapped to an explosive device?
あの兵士はなぜ爆発装置をしばりつけられているのだ?
to strap:紐などで縛り付ける、結びつける
explosive:爆発物、爆発の
device:装置
WOODY:ウッディ (redirecting Buzz's view)
(バズが見ている双眼鏡の方向を変えながら)
to redirect:向け直す、方向を変える
That's why. Sid.
あいつのせいさ(あれが理由だ)。シドだ。
ANGLE: BINOCULAR VIEW OF THE DOG, SCUD
カメラの視点:双眼鏡からシドの飼い犬スカッドをみている
binocular:双眼鏡
SCUD:スカッド、シドの飼い犬
BUZZ:バズ
Sure is a hairy fellow.
確かに毛むくじゃらなヤツだな。
Sure is~:確かに~だ、そうだな
hairy:毛深い、毛むくじゃらな
fellow:男、ヤツ、仲間、同僚
WOODY:ウッディ
No! No, that's Scud, you idiot!
違う違う!それはスカッド、君はバカか!
idiot:ばか、まぬけ
Again, Woody readjusts Buzz's view.
またウッディが、バズの双眼鏡の向いている方角を調整し直す。
to readjust:調整し直す
ANGLE: BINOCULAR VIEW OF SID
カメラの視点:双眼鏡からシドを見ている
He is sporting a skull t-shirt and LAUGHING HIDEOUSLY.
シドはドクロのTシャツを着てぞっとするような笑いを誇示している。
※映画ではドクロTシャツを着たシドが「わーははっ」と胸をそらして勝ち誇った様子で笑っています。
to sport:見せびらかす、誇示する、遊ぶ、もてあそぶ
skull:頭蓋骨、ドクロ
to laugh:笑う
hideous:ひどく醜い、見るも恐ろしい、ぞっとする
WOODY:ウッディ
THAT is Sid!
あれがシドだ!
BUZZ:バズ
You mean that happy child?
あのいい子そうな子のこと?(あなたが言っているのは、あの幸せそうで問題など起こしそうにない子のこと?)
※日本語字幕では"happy child"を「いい子」と訳していたので、それにならいました。
MR. POTATO HEAD:ミスター・ポテトヘッド
That ain't no happy child.
ain't no~:~ではない、否定を強調していて二重否定ではない
ain't:are not, is not,has not,have not の縮約形
○ain't no~は否定の強調
"ain't no~"は「二重否定」ではなく、「否定の強調」として使われています。「否定×否定=肯定」とはならず「強い否定」のままの意味となります。文法的には間違いですがよく使われており、ちょっとワイルドなニュアンスがでるらしいです。(例:カウボーイの言葉遣い)
You ain't heard nothin' yet.
お楽しみはこれからだ(あなたはまだなにも聞いていない→これから聞くのでお楽しみに)
Ain't no mountain high enough.
(ふたりを引き裂くほどの)高さを持つ山などない→誰もふたりを引き裂けない
REX:恐竜のレックス
He tortures toys -- just for fun.
シドはおもちゃを拷問にかけるんだ…自分の楽しみのためにだけにね。
to torture:拷問にかける、非常な苦痛を与える、苦しめる
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最後までお付き合いいだたきありがとうございました。今回はこれで終わりとなります。
ではまた次回!
photo:toys
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